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遺伝子を効率よく改変できるゲノム編集技術で開発されたトマトが、2022年にも国内で流通する見通しとなった。ベンチャー企業「サナテックシード」(東京都港区)が筑波大と共同開発した。遺伝子に手を加える食品について不安に思う消費者もいるなか、なぜ商品化に乗り出したのか。ビジネスとしての将来性をどう見ているのか。竹下達夫会長(73)に聞いた。【大迫麻記子/統合デジタル取材センター】
サナテックシードが開発したトマトは「シシリアンルージュハイギャバ」と名付けられている。もともとイタリアで開発された「シシリアンルージュ」という品種の改良版だ。血圧を下げたり、ストレスを緩和したりする効果のあるアミノ酸の一種「ガンマアミノ酪酸(GABA、ギャバ)」を、改良前より5~6倍多く含む。昨年12月11日に国への届け出が受理され、国内のゲノム編集作物第1号となった。今夏に農家に苗を売り始め、…
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