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原発のたたみ方

東電福島第1原発事故以降、原子力施設の廃炉が相次いで決まっています。「廃炉時代」の課題は。

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原発のたたみ方

/16 専門家に聞く 柳原敏・福井大特命教授 東電福島第1 廃炉状況、評価もできず

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廃炉作業が続く東京電力福島第1原発の1号機(奥)=福島県大熊町で2020年9月26日(代表撮影)
廃炉作業が続く東京電力福島第1原発の1号機(奥)=福島県大熊町で2020年9月26日(代表撮影)

 <科学の森>

 東京電力福島第1原発の廃炉作業では、多くの課題を抱えている。こうした状況を、どのように乗り越えていけばいいのか。日本原子力学会の廃炉検討委員会で、廃棄物検討分科会の主査として中心的な役割を担う柳原敏・福井大特命教授が、そのカギを語った。

工程表 目標不明確、見直しを

 ――福島第1原発の廃炉の進み具合をどう見ていますか。

 ◆2011年に原発事故が起きて、その年に廃炉のための工程表(ロードマップ)ができた。廃炉の段階ごとに第1期、第2期、第3期と区分され、第3期が22年以降になっている。第2期中には(核燃料が溶け落ちた)燃料デブリの取り出しが始まることになっているが、現状では取り出しに入れる状況にはない。果たして工程表通りに進むのか、もう一度見直す必要がある。

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