菅首相、バイデン大統領と電話協議

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バイデン米大統領との電話協議の内容について話す菅義偉首相=首相公邸で2021年1月28日午前1時26分、大西岳彦撮影 拡大
バイデン米大統領との電話協議の内容について話す菅義偉首相=首相公邸で2021年1月28日午前1時26分、大西岳彦撮影

 菅義偉首相は28日未明、米国のバイデン大統領と電話協議した。電話協議は、バイデン氏の大統領就任後初めて。両氏は就任前の2020年11月にも電話協議している。「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現や新型コロナウイルスへの対応などを巡って緊密に連携することを確認するとみられる。

 首相はバイデン氏の就任を受け、今月21日には記者団に「自由で開かれたインド太平洋の実現、新型コロナ、気候変動などの国際的課題についても新大統領と緊密に連携しながら取り組んでいきたい。日米同盟をさらに強固にしていきたい」と述べていた。

 11月の電話協議では、バイデン氏が、沖縄県・尖閣諸島は対日防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用対象になると表明。中国を念頭に、政権交代後も日米の抑止力を緩めない姿勢を明確にしていた。

バイデン米大統領との電話協議のため首相公邸に入る菅義偉首相(右)=2021年1月27日午後11時47分、大西岳彦撮影 拡大
バイデン米大統領との電話協議のため首相公邸に入る菅義偉首相(右)=2021年1月27日午後11時47分、大西岳彦撮影

 バイデン氏は20日の就任以降、カナダのトルドー首相▽メキシコのロペスオブラドール大統領▽英国のジョンソン首相▽フランスのマクロン大統領▽ロシアのプーチン大統領――らとそれぞれ電話協議を行っている。

 これに関連して、茂木敏充外相は27日(米国時間26日)、米国のブリンケン国務長官と初めて電話で協議し、「自由で開かれたインド太平洋」構想実現に向け、緊密に連携していくことを確認した。同構想を中心的に担う日米豪印4カ国の連携強化も確認した。

 日本側によると、ブリンケン氏との協議は、カナダに次いで2番目。日本側には「バイデン政権はトランプ前政権が掲げた同構想を継続しないのでは」との懸念もあり、日本は米側に同構想の継承を働きかけてきた。24日の日米防衛相協議に続き、外相間でも同構想に基づく日米連携を確認したことで、政府は安堵(あんど)している。【花澤葵】

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