気象予報士の森田さんも懸念 生物季節観測、対象種目57→6に削減 なぜ?

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生物季節観測の対象から外れたウグイス
生物季節観測の対象から外れたウグイス

 動物や昆虫がその年初めて確認された日や花の開花日など、気象庁が全国の気象台などで1953年から続けてきた「生物季節観測」が1月から大幅に縮小された。57あった観測対象種目の約9割に当たる51種目を廃止し、桜など6種目の植物のみ観測を続ける。都市化が進んで観測対象を見つけるのに人手と時間がかかるようになったことなどが理由だが、公的機関が長期間蓄積してきた動植物の観測データは世界的にも例が少なく、学術団体などは再考を求めている。

動物全廃、都市化で見つけるのが難しく

 「例えばシオカラトンボが飛び始めそうな時期になると、昼休みに近くの公園で1週間ほど探し回ることになり、少ない人員の中で大変だった」。福岡管区気象台(福岡市中央区)の観測課主任技術専門官、久保純一さん(57)は昨年までの生物季節観測…

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