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第103回全国高校野球選手権

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上田西に春切符(その1) 夢の舞台、初出場

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 <2021 SPRING KOSHIEN センバツ決定特別号外 3月19日開幕>

 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の選考委員会が29日、オンラインでリモート開催され、上田西(長野県上田市、本美伊佐夫校長)が初のセンバツ出場を決めた。昨秋の北信越大会で準優勝を果たした実績などが高く評価された。センバツは32校が出場して阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で3月19日に開幕する。組み合わせ抽選会は2月23日。【皆川真仁】

北信越大会、準優勝

 準優勝を果たした昨年10月の北信越大会では、準決勝で秋の大会3連覇を狙う星稜に5―4で逆転勝ち。全国屈指の強豪に競り勝った実績を引っ提げ初のセンバツ切符を手にした。長野県勢のセンバツ出場は2015年の松商学園以来6年ぶり。

 最大の売りは、上位から下位まで切れ目のない強力打線だ。秋の公式戦では東信地区大会からの全12試合で2桁安打をマークし、破壊力を見せつけた。リードオフマンの笹原操希(2年)は1年時には4番も務めるなど確実性と長打力を兼ね備え、起爆剤として期待される。北信越大会で6割に迫る打率を残した主将の柳沢樹(2年)ら中軸も脅威で、二塁手の飛鳥井洸(2年)は星稜戦で2打席連続本塁打を放って勝負強さを発揮した。

 一方で懸念されるのは投手層の薄さだ。現状は左腕エースの山口謙作(2年)に頼らざるを得ず、山口が連投で長いイニングを投げられなかった県大会決勝の佐久長聖戦と北信越大会決勝の敦賀気比戦では、いずれも16失点で大敗を喫した。強気の投球が持ち味の左腕、高梨匠(1年)らの台頭が待たれる。

 チームを率いる吉崎琢朗監督(38)は監督就任から1年余で同校をセンバツ初出場に導き、その手腕が注目される。初の甲子園2勝を目標に、「(選手が)人間的に成長できるよう粘り強くやっていきたい」と意気込む。


 ◆学校プロフィル

夏は2回出場

 上田地域に私立高校を設立する住民の悲願が水野鼎蔵・元上田市長らの尽力で実現し、1960年に上田城南高として開校。87年に同市下塩尻に全面移転し現校名となった。

 野球部は開校と同じ60年に創部。2013年夏に甲子園初出場を果たし、15年夏に甲子園初勝利。昨秋のプロ野球ドラフト会議では高寺望夢(のぞむ)内野手(18)が阪神から7位指名を受け、同校初の高卒プロ入り選手となった。軟式野球部も全国ベスト4に3度輝いた強豪で、サッカー部、レスリング部なども全国レベル。

 生徒数879人。長野県上田市下塩尻868(0268・22・0412)。

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