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第103回全国高校野球選手権

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創部100年の三島南、初の甲子園へ 躍動誓う地元のヒーロー 第93回選抜高校野球

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センバツ出場が決定し、笑顔で拳を握る三島南の選手たち=静岡県三島市で2021年1月29日、宮武祐希撮影
センバツ出場が決定し、笑顔で拳を握る三島南の選手たち=静岡県三島市で2021年1月29日、宮武祐希撮影

 第93回選抜高校野球大会の選考委員会が29日、オンラインで開かれ、三島南(静岡)は21世紀枠で初出場が決まった。

 三島南の選手たちはグラウンドで、持山育央(やすひろ)校長から吉報を伝えられた。21世紀枠での甲子園初出場に、目を潤ませる選手もいた。

 昨年、創部100年を迎えた伝統あるチーム。伊藤侍玄(じげん)主将(2年)は「選ばれたことを自信にして頑張りたい」と喜んだ。

 「地域の野球人口が減っている現状を何とかしたい」。2013年に赴任した稲木恵介監督(41)が考案したのが、地元の幼稚園児や小学生を対象にした野球体験会などの開催だ。14年末から計31回を数え、参加者は1000人を超える。

 園児らと目線の高さを合わせ、優しく野球の楽しさを伝える選手たち。「将来は三島南で野球がやりたい」と親しむ子どもたちにとって地元のヒーローだ。

 練習ではリアルタイム映像でプレー動作を確認したり、スイングスピードを数値化したりとICT(情報通信技術)を駆使。昨秋の県大会で4強入りし、今回の甲子園切符につなげた。

 主軸の前田銀治選手(2年)は「先輩から受け継いできた活動が評価されてうれしい」。稲木監督も「今できることを一日一日、精いっぱいやるだけだ」と意気込んだ。【深野麟之介】

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