特集

第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

特集一覧

「全員野球を」全校生徒の3割が野球部 初出場の京都国際 第93回選抜高校野球

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
センバツ出場が決まり、喜ぶ京都国際の選手たち=京都市東山区で2021年1月29日午後4時32分、山崎一輝撮影 拡大
センバツ出場が決まり、喜ぶ京都国際の選手たち=京都市東山区で2021年1月29日午後4時32分、山崎一輝撮影

 29日開かれた第93回選抜高校野球大会の選考委員会で、32校の出場が決まった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で前回大会が中止となった2年ぶりの「春」。

 春夏通じて初の甲子園出場が決まった京都国際。山に囲まれた校舎は敷地が狭く、受け入れられる生徒数には限りがあるため、全校生徒は131人と少ない。しかし、硬式野球部員は40人おり全校生徒の約3割が所属する。

 1947年に京都朝鮮中として創立され、58年に京都韓国中へ改名。2004年に学校教育法1条が定める「学校」として認可を受け、現在の校名に変わった。

 野球部は1999年に創部。初の公式戦は京都成章に0―34と記録的な大敗を喫したものの、20年余りが過ぎ、2019年夏の京都府大会で準優勝、20年秋は近畿大会で4強入りするなど着実に力を付けてきた。卒業生の中には広島・曽根海成選手、日本ハム・上野響平選手らプロ野球で活躍する選手も生まれている。京都国際が苦汁をなめたデビュー戦で、対戦した京都成章の選手として出場した小牧憲継監督(37)は「とにかく弱く、打てば安打になる。しかし、一生懸命なチームだなと思ったのは覚えている」と振り返る。

 山間の小さい学校は普段練習するグラウンドも右翼約66メートル、左翼約70メートルと小さめだ。その分、ほぼ全員が寮で共同生活を送るなど部員同士の結束力は強く、山口吟太主将(2年)は「全力プレーでは他のチームに負けない。自分たちらしい全員野球をしたい」と意気込んだ。【中島怜子】

次に読みたい

あわせて読みたい