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第103回全国高校野球選手権

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「甲子園を楽しめ」52年前の宮崎商エース・西井哲夫さん 第93回選抜高校野球

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52年前の宮崎商エースで元プロ野球選手の西井哲夫さん=宮崎県国富町の西井さん宅で、塩月由香撮影 拡大
52年前の宮崎商エースで元プロ野球選手の西井哲夫さん=宮崎県国富町の西井さん宅で、塩月由香撮影

 第93回選抜高校野球大会に52年ぶり3回目の出場を決めた宮崎県立宮崎商。前回出場時のエース右腕、西井哲夫さん(69)は同県国富町の自宅でスマートフォンのオンライン中継で朗報を知り、「生きているうちに夢の舞台で戦う後輩をまた見られるなんて」と喜びをかみしめた。

 1969年2月、前年秋の九州大会を全試合完封で優勝に導き、66年に続く同校2度目の春切符を手に。卒業後にドラフト2位でヤクルトに入りプロで18年間過ごしたが、「メッタ打ちされた」センバツの初戦マウンドが一番思い出深い。緊張して自分の投球ができず、千葉・銚子商に0―5で負けた悔しさが人生に役立った。

 プロを引退し、会社員も定年となった後は小中学生向け野球教室をしながら、母校の朗報を待った。2016年夏の県大会準優勝時はOB会長で「あとちょっと。でもそのちょっとが難しい」。甲子園に行く厳しさを再認識した。

 昨秋の県大会。逆転に次ぐ逆転で県の頂点に立った母校に「もしかしたら」と胸が高鳴った。続く九州大会は52年前と同じ長崎県開催で「運命を感じた」という。監督と選手たちには「勝っても負けても精いっぱいやればいい。楽しめ。甲子園は必ず糧になる」。OB仲間と最大限支える。【塩月由香】

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