特集

第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

特集一覧

第93回選抜高校野球 京都国際、夢の初出場 強い絆、粘り強さ身上(その1) /京都

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
センバツ出場が決まり、喜ぶ京都国際の選手たち=京都市東山区で2021年1月29日午後4時19分、山崎一輝撮影 拡大
センバツ出場が決まり、喜ぶ京都国際の選手たち=京都市東山区で2021年1月29日午後4時19分、山崎一輝撮影

 <センバツ2021>

創部22年、実力着々と

 京都国際、初の夢舞台へ――。3月19日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)の選考委員会が1月29日、初のオンラインで開かれ、京都国際の出場が決まった。甲子園出場は春夏通じて初めて。2020年秋の近畿大会で初めてベスト4に進出するなど、着実に実力を付けてきた。創部から22年で新たな歴史を刻んだナインたちは、聖地でのプレーを思いながら喜びをかみしめた。【中島怜子、小田中大、添島香苗】

 京都市東山区にある同校はこの日、午前授業。ナインは放課後、グラウンドで練習をしながら選考委員会の結果を待った。午後2時ごろから報道陣が集まり、新型コロナウイルスの流行下で「密」にならないよう、撮影時に距離を確保するなどして取材に当たった。

笑顔でセンバツ出場決定の連絡を受ける京都国際の朴慶洙校長=京都市東山区で2021年1月29日午後4時3分、小田中大撮影 拡大
笑顔でセンバツ出場決定の連絡を受ける京都国際の朴慶洙校長=京都市東山区で2021年1月29日午後4時3分、小田中大撮影

 校長室より広いスペースの小ホールで連絡を待った朴慶洙(パクキョンス)校長は、スマートフォンを見つめたり、天井を見上げたりなど緊張した様子。午後4時ごろに出場決定の連絡を受けると「ありがたくお受けいたします。よろしくお願いします」と答え、報道陣に「ありがとうございます」とほっとしたような笑顔を見せた。

センバツ出場を決め、万歳する京都国際の選手=京都市東山区の同校で2021年1月29日午後4時31分、小田中大撮影 拡大
センバツ出場を決め、万歳する京都国際の選手=京都市東山区の同校で2021年1月29日午後4時31分、小田中大撮影

 グラウンドでは、ナインがマスクを着用し、間隔を空けて整列。朴校長が「練習した通りに実力を出し、甲子園の場で見せてください」と激励すると、ナインは初の吉報を静かに受け止めていた。

 小牧憲継監督は「子供たちの頑張りが評価され、指導者としてうれしい。学校のグラウンドで普段通りしている実力を出せるよう『初出場らしくない』戦いを全国の皆さんにお見せしたい」と力を込めた。山口吟太(ぎんた)主将(2年)も「個々の能力は低いかもしれないが、チーム力で補う。常に全力プレーで、少しでもいろんな人に夢と希望を与えたい」と決意を語った。

 時間の経過とともに実感が湧いたのか、選手らはガッツポーズをするなど喜びを表現。表情も和らぎ、初めて聖地の土を踏むことになるうれしさに浸っていた。

龍谷大平安と乙訓、選考外に「悔しい」

センバツに選ばれず、胸中を語る龍谷大平安の吉田元主将=京都市下京区で2021年1月29日午後4時半、矢倉健次撮影 拡大
センバツに選ばれず、胸中を語る龍谷大平安の吉田元主将=京都市下京区で2021年1月29日午後4時半、矢倉健次撮影

 京都国際とともに候補校となっていた乙訓と龍谷大平安に、吉報は届かなかった。

 2020年秋の近畿大会で8強入りし、史上最多を更新する42回目の出場がかかった龍谷大平安は、京都市下京区の同校で原田英彦監督や選手らが待機。選考から外れたと分かると、関目六左衛門校長ら関係者は無念の表情を浮かべた。吉田元(げん)主将(2年)は「悔しい。今後はもっと勝ちたい気持ちを強く持ち、次は京都国際も倒したい」と前を向いた。

 また学校側は、1月に硬式野球部員7人が新型コロナウイルスに感染し、18日から練習を中断していると公表した。全員軽症か無症状で、30日から徐々に練習を再開予定という。【矢倉健次】


 ◆予想メンバーと個人成績◆

 監督 小牧憲継 部長 宮村貴大

打順 守備位置 氏名     学年 出身中学 身長  体重 試合数 打数 安打 本塁打 打点 三振 四死球 盗塁 失策  打率

6  投手   森下瑠大△  1  南陵   178 68 7   24 11 1   9  1   1  1  0   .458

4  捕手   中川勇斗   2  味岡   171 66 9   27 11 1   6  3  10  2  2   .407

1  一塁   金田大記▽  2  本城   172 68 9   33 11 0   1  2   3  1  0   .333

2  二塁   植西龍雅▽  2  水口   173 70 9   33  7 0   6  1   3  0  1   .212

5  三塁   辻井心    1  深草   168 70 9   29  9 0   6  1   7  0  1   .310

9  遊撃   高橋集▽   2  神戸生田 163 61 4    7  2 0   0  1   3  1  1   .286

8  左翼   秋山海聖   1  鳴尾   163 60 8   17  4 0   3  3  10  1  0   .235

7  中堅   松下恵富▽  2  園田   165 65 8   25  5 0   5  0   4  1  0   .200

3  右翼   平野順大   1  吹田第一 171 69 9   31 13 0   2  2   6  1  0   .419

   補    金森塁△   2  諸輪   179 82 -    -  - -   -  -   -  -  -      -

   〃    佐々木康耀  2  新北島  170 66 -    -  - -   -  -   -  -  -      -

   〃    加藤蒼▽   2  北宇治  172 75 3    1  0 0   2  0   1  0  0   .000

   〃    前川宗海   2  久米田  175 70 6   17  4 0   2  2   3  0  0   .235

   〃    石田紘大   1  伏見   168 62 -    -  - -   -  -   -  -  -      -

   〃   ◎山口吟太   2  城山   167 63 -    -  - -   -  -   -  -  -      -

   〃    三浦悠聖   1  栗東   175 66 6   16  5 0   3  2   1  1  4   .313

   〃    松本陸▽   2  大池   175 75 -    -  - -   -  -   -  -  -      -

   〃    岩内琉貴也▽ 1  田辺   176 61 1    0  0 0   0  0   0  0  0      -

   〃    梅田晃輝   1  峰山   173 68 -    -  - -   -  -   -  -  -      -

   〃    北代琉晟▽  1  小坂井  168 77 -    -  - -   -  -   -  -  -      -

   〃    上野楓真   1  貝塚第一 173 65 -    -  - -   -  -   -  -  -      -

   〃    後藤陸斗▽  2  久美浜  178 70 -    -  - -   -  -   -  -  -      -

 ※◎は主将、▽は右投左打、△は左投左打。チ-ムが主催者に提出した資料による

〔京都版〕

あわせて読みたい