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第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

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第93回選抜高校野球 神戸国際大付、東播磨に春 共に輝け、夢舞台!!(その1) /兵庫

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内尾徹校長(手前)からセンバツ出場決定の知らせを聞く神戸国際大付の選手たち=神戸市垂水区で2021年1月29日午後4時11分、加古信志撮影 拡大
内尾徹校長(手前)からセンバツ出場決定の知らせを聞く神戸国際大付の選手たち=神戸市垂水区で2021年1月29日午後4時11分、加古信志撮影

 <センバツ2021>

 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の選考委員会が29日、オンラインで開かれ、県内から神戸国際大付(神戸市垂水区)と東播磨(稲美町)のセンバツ出場が決まった。神戸国際大付は4年ぶり5回目、21世紀枠に選ばれた東播磨は初出場となる。県勢の2校出場は4年ぶりで、県大会でしのぎを削った両校がそろって夢舞台への切符をつかんだ。大会は3月19日に西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。【中田敦子、後藤奈緒、韓光勲、浜本年弘】

ガッツポーズをする神戸国際大付の選手たち=神戸市垂水区学が丘5で2020年12月25日午後0時53分、中田敦子撮影 拡大
ガッツポーズをする神戸国際大付の選手たち=神戸市垂水区学が丘5で2020年12月25日午後0時53分、中田敦子撮影

 ◆神戸国際大付

センバツ出場決定の連絡を受ける神戸国際大付の内尾徹校長=神戸市垂水区で2021年1月29日午後4時1分、加古信志撮影 拡大
センバツ出場決定の連絡を受ける神戸国際大付の内尾徹校長=神戸市垂水区で2021年1月29日午後4時1分、加古信志撮影

吉報に歓喜、闘志燃やす

4年ぶりの秋季県大会優勝を決め、喜ぶ神戸国際大付の選手たち=明石市の明石トーカロ球場で2020年10月3日午後3時6分、中田敦子撮影 拡大
4年ぶりの秋季県大会優勝を決め、喜ぶ神戸国際大付の選手たち=明石市の明石トーカロ球場で2020年10月3日午後3時6分、中田敦子撮影

 神戸国際大付では午後4時、大会本部からの電話に内尾徹校長が「ありがたくお受けいたします」と答え、選手らに春の切符が届けられた。

 校内の屋上からセンバツ出場を祝う懸垂幕が降り、内尾校長は足早にグラウンドに向かった。練習中だった選手や3年生の野球部OBが集合。内尾校長から吉報を伝えられ、選手らは「ありがとうございます」と一礼した。

 校内では毎日新聞の号外が配られ、選手の保護者らが手に取り、「感動した」「おめでとう」と祝福した。

 主将の西川侑志選手(2年)は「選ばれるか不安だったので、報告を受けた時はうれしかった」と笑顔をみせた。エースの阪上翔也投手(同)は「わくわくしている。歴史に残るプレーをしたい」と声を弾ませた。

 コロナ禍で甲子園出場の夢が途絶えた野球部OBも喜んだ。3年の嘉陽宗陛さんは「後輩たちは絶対に甲子園に行ってほしかったので、うれしい」と話した。

 センバツでは2005年から勝ち星がないが、選手たちに気負いはない。青木尚龍監督(56)は「一試合でも長く、攻撃的な試合をしたい」と語り、静かに闘志を燃やしていた。

センバツ選出の電話を受ける東播磨の吉田博昭校長=兵庫県稲美町で2021年1月29日午後3時34分、望月亮一撮影 拡大
センバツ選出の電話を受ける東播磨の吉田博昭校長=兵庫県稲美町で2021年1月29日午後3時34分、望月亮一撮影

 ◆東播磨

ランニングをする東播磨の選手たち=兵庫県稲美町の県立東播磨高校で2020年12月15日午後3時51分、後藤奈緒撮影 拡大
ランニングをする東播磨の選手たち=兵庫県稲美町の県立東播磨高校で2020年12月15日午後3時51分、後藤奈緒撮影

初出場、SNSで一体感

打撃強化に励む東播磨の選手たち=兵庫県稲美町の県立東播磨高校で2020年12月24日午後2時0分、後藤奈緒撮影 拡大
打撃強化に励む東播磨の選手たち=兵庫県稲美町の県立東播磨高校で2020年12月24日午後2時0分、後藤奈緒撮影

 東播磨は午後3時半過ぎ、出場決定の知らせがあった。報道陣が集まる校内の会議室で電話を受けた吉田博昭校長は「ありがたくお受けいたします」と応じた。電話を切った後、急いでグラウンドへ移動し、整列した選手や福村順一監督に、「選抜大会の21世紀枠に選ばれました。野球の技術はもちろん人としてより一層成長して甲子園に行きましょう」と告げた。

センバツでの活躍を誓う東播磨の選手たち=兵庫県稲美町の県立東播磨高校で2020年12月24日午後1時52分、後藤奈緒撮影 拡大
センバツでの活躍を誓う東播磨の選手たち=兵庫県稲美町の県立東播磨高校で2020年12月24日午後1時52分、後藤奈緒撮影

 選手らは笑顔で、ガッツポーズをして出場決定を喜んだ。エースの鈴木悠仁投手(2年)は「素直にうれしい。もっと練習を頑張りたい」と話し、原正宗主将(2年)は「一勝して校歌を歌い、支えてくれた人に感謝を伝えたい」と意気込んだ。

 新型コロナウイルス感染拡大で思うように練習ができない時期、SNS(ネット交流サービス)を活用。福村監督は「従来よりも密な関係をつくることができた」と語る。

 加古川北で春夏1度ずつ甲子園出場経験のある福村監督は「しっかり勝っていくための準備をしていく。指導者の基礎を教わった東播磨で出場でき感慨深い」と話した。選手らは再び練習に戻った。

 出場決定後、校内で毎日新聞の号外が配られ、下校中の生徒らが手に取り、野球部を祝福した。

 ■県勢2校のデータ

毎日新聞の号外を見て喜ぶ神戸国際大付の保護者ら=神戸市垂水区の神戸国際大付で2021年1月29日午後4時35分、韓光勲撮影 拡大
毎日新聞の号外を見て喜ぶ神戸国際大付の保護者ら=神戸市垂水区の神戸国際大付で2021年1月29日午後4時35分、韓光勲撮影

 ◆神戸国際大付

春夏6回出場

 「神を畏れ、人を恐れず、人に仕えよ」の建学精神に基づいて1963年、八代学院高として開校したキリスト教系私立男子校。92年、現校名に改称した。文理特進、アスリート、進学キャリアの3コースがある。聖書を学び、礼拝や学外での多様な活動にも取り組む。

 野球部は開校と同時に創部。甲子園には春夏計6回出場、2005年春に4強入りした。プロ野球入りした主な卒業生にヤクルト・坂口智隆外野手や楽天・小深田大翔内野手、元ソフトバンク・岡本健投手らがいる。ハンドボール部、柔道部、サッカー部、書道部なども全国レベルで活躍している。

 神戸市垂水区学が丘5の1の1(078・707・1001)。

センバツ出場決定を伝える毎日新聞号外を手にする東播磨の生徒たち=兵庫県稲美町の東播磨高で2021年1月29日午後3時52分、浜本年弘撮影 拡大
センバツ出場決定を伝える毎日新聞号外を手にする東播磨の生徒たち=兵庫県稲美町の東播磨高で2021年1月29日午後3時52分、浜本年弘撮影

 ◆東播磨

モットーは文武両道

 加古川・高砂の2市と、稲美・播磨・志方(現加古川市)の3町による組合立高校として1974年に創立した全日制普通科校。77年に県に移管された。

 文武両道がモットーで、校訓は「高い知性、豊かな情操、逞(たくま)しい意志と体力、個人の尊厳」。安全な教育環境づくりに取り組む学校を対象とした「セーフティプロモーションスクール」に、高校として全国で初めて認証された。

 野球部は74年創部で、甲子園出場はなし。福村順一監督は前任の加古川北で、春夏1度ずつ出場を果たしている。陸上部、放送部、演劇部などが全国レベル。

 稲美町中一色594の2(079・492・3111)。


 ◆神戸国際大付

対戦成績

【秋季県大会】

 6-0 三田学園

 2-1 神戸第一

 4-2 社

 6-1 神戸弘陵

10-0 神戸村野工

 2-0 東播磨

【秋季近畿大会】

 5-2 近江

▲5-6 京都国際

 (▲は敗戦)

近畿大会準々決勝の先発メンバー

1 能登原健生 (2) 左翼

2 関悠人   (2) 右翼

3 阪上翔也  (2) 中堅

4◎西川侑志  (2) 捕

5 武本琉聖  (2) 一塁

6 栗原琉晟  (2) 遊撃

7 木村修太  (2) 二塁

8 坂本陽飛  (2) 三塁

9 中辻優斗  (1) 投


部長 田中隆太

監督 青木尚龍

 ※左から打順、名前、学年、守備位置 ◎は主将、敬称略


 ◆東播磨

対戦成績

【秋季県大会】

 3―1 加古川西

10―6 柏原

 2―1 市尼崎

 1―0 育英

 7―0 長田

▲0―2 神戸国際大付

【秋季近畿大会】

▲1―2 市和歌山

 (▲は敗戦)

近畿大会1回戦の先発メンバー

1◎原正宗  (2) 二塁

2 高山隼  (1) 遊撃

3 笹田康太 (1) 右翼

4 砂川天斗 (1) 一塁

5 熊谷海斗 (2) 三塁

6 白岡大智 (2) 中堅

7 鈴木悠仁 (2) 投

8 島津知貴 (2) 左翼

9 田中慎二 (2) 捕


部長 西尾圭司

監督 福村順一

 ※左から打順、名前、学年、守備位置 ◎は主将、敬称略

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