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第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

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第93回選抜高校野球 智弁学園、夢の舞台へ/天理、聖地へ臨む(その2止) /奈良

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「優勝するぞ」と意気込み、駆け出す選手たち=智弁学園で2020年12月26日午後1時7分、林みづき撮影 拡大
「優勝するぞ」と意気込み、駆け出す選手たち=智弁学園で2020年12月26日午後1時7分、林みづき撮影

 <センバツ2021>

仲間信じて戦い抜く

秋季近畿地区大会で優勝を決め、マウンドで喜ぶ選手たち=京都市のわかさスタジアム京都で2020年11月1日午後2時7分、林みづき撮影 拡大
秋季近畿地区大会で優勝を決め、マウンドで喜ぶ選手たち=京都市のわかさスタジアム京都で2020年11月1日午後2時7分、林みづき撮影

 ◆智弁学園

 2020年秋の県大会決勝はライバル・天理に敗れ準優勝。ただ近畿地区大会では、1回戦で延長十回サヨナラ勝ちして勢いに乗り、決勝では天理を含めた3校にコールド勝ちした実力校・大阪桐蔭(大阪)を降して9年ぶりに近畿の頂点に立った。

小畠一心投手(左)と西村王雅投手=智弁学園で2020年12月26日午後3時30分、林みづき撮影 拡大
小畠一心投手(左)と西村王雅投手=智弁学園で2020年12月26日午後3時30分、林みづき撮影

 新チームは1年の時からチームを支えてきた経験豊富な選手がそろう。旧チームから主軸を務める4番・山下陽輔主将(2年)、3番・前川右京選手(同)を中心に打線の破壊力は抜群。公式戦9試合のチーム打率は3割4分4厘で、近畿大会では4試合中3試合で2桁安打を放った。全9試合に出場した5選手中4選手が3割5分以上の高打率で、なかでも山下主将は5割3分6厘を誇る。

 投手陣は、エース左腕の西村王雅投手(2年)と右腕の小畠一心投手(同)の二枚看板が軸となる。強気のストレートが持ち味の西村投手は県大会と近畿大会で計5試合を完投。小畠投手もスピードとコントロールを兼ね備えたピッチングで計2試合を投げ抜いた。

 強肩の選手が多く、守備も安定している。出場が決まっていた20年センバツが新型コロナウイルス感染拡大で中止になっただけに、選手たちの今大会にかける気持ちは強い。

 ◆学校プロフィル

OBに巨人・岡本選手

 弁天宗を母体に1965年に創立された私立共学校。中高一貫コース、英数コース、普通コースの3コースを設置、「誠実・明朗」を教育目標に掲げる。校章は、弁天宗の宗紋であるキキョウの花に由来する。

 野球部は学校創立と同じ年の9月に創部。夏は68年、春は76年にそれぞれ甲子園初出場を果たした。これまで夏は19回出場しており、2002年には智弁和歌山(和歌山)との「兄弟校対決」が実現し話題に。16年センバツでは全国制覇を成し遂げた。

 卒業生にはプロ野球選手が多数。巨人の岡本和真選手、ヤクルトの広岡大志選手、元阪神の岡崎太一選手ら。

 五條市野原中4の1の51(0747・22・3191)。


対戦成績

 <秋季奈良県大会>

 ▽2回戦

智弁学園

  120002000=5

  010020000=3

郡山

 ▽3回戦

平城

  10001=2

  10641=12

智弁学園

 (五回コールド)

 ▽準々決勝

高田

  00000=0

  6040×=10

智弁学園

 (五回コールド)

 ▽準決勝

智弁学園

  002010000=3

  000000100=1

奈良大付

 ▽決勝

智弁学園

  101000000=2

  02000060×=8

天理

 <秋季近畿地区大会>

 ▽1回戦

滋賀学園

  1000104002=8

  1002120003=9

智弁学園

 (延長十回)

 ▽準々決勝

龍谷大平安

  200000001=3

  00100115×=8

智弁学園

 ▽準決勝

市和歌山

  000001000=1

  31000000×=4

智弁学園

 ▽決勝

智弁学園

  201011101=7

  001100100=3

大阪桐蔭


秋季近畿地区高校野球大会県予選で優勝し、笑顔を見せる天理ナインら=橿原市の佐藤薬品スタジアムで2020年10月4日午後3時24分、小宅洋介撮影 拡大
秋季近畿地区高校野球大会県予選で優勝し、笑顔を見せる天理ナインら=橿原市の佐藤薬品スタジアムで2020年10月4日午後3時24分、小宅洋介撮影

 ◆天理

 20年秋の県大会では、5試合中3試合でコールド勝ち。決勝でもライバルの智弁学園から同点の七回に大量6点を奪い、2年ぶり24回目の優勝を飾った。近畿地区大会でも乙訓(京都)との接戦を制しベスト8入り。準々決勝では大阪桐蔭(大阪)に敗れたが、実績が高く評価され、大舞台へのチケットを手に入れた。

県大会決勝の智弁学園戦で、マウンドに集まり笑顔を見せる選手たち=橿原市の佐藤薬品スタジアムで2020年10月4日午後1時45分、小宅洋介撮影 拡大
県大会決勝の智弁学園戦で、マウンドに集まり笑顔を見せる選手たち=橿原市の佐藤薬品スタジアムで2020年10月4日午後1時45分、小宅洋介撮影

 好打者がそろう打線は切れ目がなく、長打に頼らなくても、単打を重ねて得点することができるのが強みだ。県大会と近畿地区大会、計7試合のチーム打率は3割2分7厘。なかでも内山陽斗主将(2年)は打率5割4分5厘と好調ぶりを見せた。4番に座る瀬千皓選手(同)は長打力が売り。堀内太陽選手(同)は下位打順ながら勝負強い。

 投手陣の柱はエース右腕、達孝太投手(2年)。193センチの長身から角度のある140キロ台後半の直球を投げ込む。フォークやカーブ、スライダーなど多彩な変化球も操り、県大会の決勝では強打の智弁学園を相手に2失点完投した。

エースの達孝太投手(中央)、南澤佑音投手(右)、森田雄斗投手=天理市で 拡大
エースの達孝太投手(中央)、南澤佑音投手(右)、森田雄斗投手=天理市で

 守備では杉下海生遊撃手(2年)がチームの要。外野にも俊足・強肩の選手がそろう。目指すは春夏通算4度目の「頂点」。選手たちは春を待ちわびている。

 ◆学校プロフィル

ラグビー部も強豪

 天理教校として1900年に設立。08年に旧制天理中が創立され、48年に学制改革で現在の校名になった。男女共学で全日制と定時制を設置している。校章は、天理教団の紋章「梅の花」に、高等学校の「高」の字をあしらっている。

 野球部は01年創部。春は54年に初出場し、97年には全国制覇した。夏は28回出場して2度優勝している。卒業生にプロ野球・ロッテの中村奨吾選手、ヤクルトの西浦直亨選手、オリックスの太田椋選手ら。

 ラグビー部も全国高校ラグビーで優勝6回の強豪。柔道部やホッケー部なども全国トップレベルを誇る。

 天理市杣之内町1260(0743・63・7691)。


対戦成績

 <秋季奈良県大会>

 ▽2回戦

法隆寺国際

  0000000=0

  001303×=7

天理

 (七回コールド)

 ▽3回戦

天理

  4310010=9

  0000000=0

橿原

 (七回コールド)

 ▽準々決勝

御所実

  001000401=6

  03123020×=11

天理

 ▽準決勝

畝傍

  0000000=0

  102310×=7

天理

 (七回コールド)

 ▽決勝

智弁学園

  101000000=2

  02000060×=8

天理

 <秋季近畿地区大会>

 ▽1回戦

天理

  100000001=2

  000000100=1

乙訓

 ▽準々決勝

大阪桐蔭

  0041006=11

  1000021=4

天理

 (七回コールド)

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