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第103回全国高校野球選手権

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第93回選抜高校野球 カタリナ、心躍る初切符 夢見た舞台へ一丸(その1) /愛媛

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帽子を投げる聖カタリナ学園の選手たち=松山市の野球部グラウンドで2021年1月29日午後4時38分、中川祐一撮影 拡大
帽子を投げる聖カタリナ学園の選手たち=松山市の野球部グラウンドで2021年1月29日午後4時38分、中川祐一撮影

 <センバツ2021>

 第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催▽朝日新聞社後援▽阪神甲子園球場特別協力)の出場校を決める選考委員会が29日開かれ、県内からは聖カタリナ学園(松山市、渥見秀夫校長)が選ばれた。創部5年目で、甲子園出場は春夏通じて初めてになる。2020年秋の四国地区大会で準優勝した。県勢のセンバツ出場は19年の松山聖陵(同市)以来。2月23日に組み合わせ抽選会があり、3月19日に同球場で開幕する。【遠藤龍、中川祐一】

出場決定を伝える電話を受ける聖カタリナ学園の渥見秀夫校長=松山市の聖カタリナ学園で2021年1月29日午後4時8分、長谷川容子撮影 拡大
出場決定を伝える電話を受ける聖カタリナ学園の渥見秀夫校長=松山市の聖カタリナ学園で2021年1月29日午後4時8分、長谷川容子撮影

プライド持ち挑む

 吉報が届いたのは午後4時8分。新型コロナウイルスの「3密」対策のため当初予定していた同校校長室ではなく、スペースが取れる大講義室に変更した。報道陣や学校関係者らが見守る中電話が鳴ると、渥見校長は少し間を置いて受話器を取り「ありがたくお受けいたします」と厳かに承諾した。

相原聡教頭からセンバツ出場決定を伝えられる選手たち=松山市の部専用グラウンドで2021年1月29日午後4時17分、中川祐一撮影 拡大
相原聡教頭からセンバツ出場決定を伝えられる選手たち=松山市の部専用グラウンドで2021年1月29日午後4時17分、中川祐一撮影

 学校から約20キロ離れた部専用グラウンドでは、部員40人が待機。渥見校長から連絡を受けた相原聡教頭が決定を伝えると、部員らは緊張が少しほどけた様子で笑みをこぼした。越智良平監督(39)が「四国の代表として自分たちの力が発揮できるよう頑張ろう」と声をかけると、再び表情を引き締めた。その後、改めて渥見校長が選手たちを前に激励し、小沢武門主将(2年)は「プライドを持って頑張っていく」と応えていた。

 聖カタリナ学園は20年秋の県大会で初優勝。四国地区大会でも準優勝を果たすなど多くの注目を集め、選考委員会で高い評価を得た。

 「投」の柱として秋の公式戦でフル登板した桜井頼之介投手(2年)は「小さい頃から夢見ていたところ」と笑顔を見せ「自分の投球ができればいいなと思う」。「打」の中心となる川口翔大内野手(2年)は「自信しか無い。ランナーがいたら全員還すつもりで打席に立つ」と決意を新たにした。選手たちは感情の高まりを抑えつつ、午後5時ごろから、早速練習に打ち込み、汗を流していた。

聖カタリナ学園のセンバツ出場決定を伝える特別号外を読む保護者たち=松山市で2021年1月29日午後5時9分、中川祐一撮影 拡大
聖カタリナ学園のセンバツ出場決定を伝える特別号外を読む保護者たち=松山市で2021年1月29日午後5時9分、中川祐一撮影

号外手に歓喜、保護者ら沸く

 毎日新聞は29日、聖カタリナ学園のセンバツ出場決定を伝える特別号外を配布した。「聖カタリナ 初の春」の見出しが入った号外を手にした保護者たちは「おめでとう」「よかったね」などと喜んでいた。

 松山市内の部グラウンドで号外を受け取った堀越璃雄(りお)選手(2年)の母美保子さん(42)は「思いがこみ上げてきて自然と涙が出てきた。甲子園で力が花開いて、笑顔や元気なパワーを届けてくれれば」とエールを送った。【中川祐一】

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