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第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

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第93回選抜高校野球 各地区の選考経過

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 <2021 第93回センバツ高校野球>

北海道(枠1・候補5)

 北海道大会で優勝した北海が選出された。エース左腕の木村が力のある直球とキレのある変化球で大会の準決勝、決勝で完封するなど4試合を投げて無失点、チームも大会を通じ無失策と、攻守で安定した試合運びが高く評価された。決勝で北海に0―1で敗れた旭川実が補欠1位、4強で21世紀枠補欠校の知内が同2位に回った。

東北(枠2・候補16)

 東北大会優勝の仙台育英が最初に選出された。エースの伊藤、右腕・松田、左腕・古川ら140キロ超の速球を持つ複数投手での継投に、4試合で計37得点、11盗塁と組織的な攻撃力に注目が集まり、走攻守いずれも高いレベルであるとされた。2校目は準優勝の柴田と、準決勝で仙台育英と競った花巻東を比較した。柴田は準決勝まで3試合に完投したエース右腕の谷木が、1週間500球の球数制限にかかり決勝では19球しか投げられず、仙台育英に大敗。2番手投手の育成が課題とされたが、イニングでの得点のほとんどが複数点に及んだ点や、公立校ながら青森、山形、福島1位の私立3校を破った戦いぶりが評価を得て、打線が振るわなかった花巻東を上回ると判断された。

関東・東京(枠6・候補19)

 まず関東大会4強を選出した。2連覇の健大高崎は3番・桜井、4番・小沢を中心に4試合計8本塁打、32得点の打力を評価。準優勝の常総学院は健大高崎と遜色ない打線に加え、最速140キロ超の右腕・秋本の潜在力が買われた。守備力に優れた左腕・若山を擁する東海大甲府、スライダーにキレがある右腕・深沢がいる専大松戸の4強勢は主戦の評価が高かった。東京大会優勝の東海大菅生は左腕・本田の安定感と6試合5失策の守備が認められた。

 関東大会8強の中では、昨夏のセンバツ交流試合で好投した長身左腕・石田の存在感が光る東海大相模が抜きんでており、東京大会準優勝の日大三との比較で6校目を選考。決勝で攻撃が淡泊だった日大三より、バント安打を絡めた得点など打撃で新境地を見せた東海大相模に分があると判断された。

東海(枠2・候補12)

 東海大会優勝の中京大中京を最初に選出した。最速150キロ超えのエース右腕・畔柳ら投手陣の完成度が高く、3番・桑垣や5番・辻を軸とした打線も下位まで切れ目がないと認められた。準優勝の県岐阜商は、野崎と松野の左右二枚看板が安定しており、エンドランなど積極的な走塁が光る攻撃も評価された。三重が補欠1位、岐阜第一が同2位となった。

北信越(枠2・候補16)

 北信越大会優勝の敦賀気比を最初に選出。エース左腕・竹松と1年生右腕・上加世田の二枚看板が安定し、打線も1番の東ら上位を中心に力がある。準々決勝、準決勝を延長戦の末に勝ち上がった粘り強さも評価された。2校目は準優勝の上田西。決勝は大差で敗れたが、左腕・山口が粘投して星稜を1点差で破った準決勝の戦いぶりが評価された。補欠校は4強の残り2校。総合力の差で星稜が補欠1位となり、関根学園が同2位となった。

近畿(枠6・候補16)

 近畿大会4強がまずは順当に選出された。優勝した智弁学園は左腕・西村と安定感のある右腕・小畠の二枚看板で、打線は下位まで切れ目がなく得点能力が高いと評価された。大阪桐蔭は左腕・松浦を中心にエース級がそろい、3試合コールド勝ちした強力打線は機動力も兼ね備えているとされた。抜群の安定感を誇るエース・小園を擁する市和歌山と、近畿大会で粘り強い戦いの京都国際も選出された。

 残る2校は8強組に加え、1回戦で延長戦の末に智弁学園に敗れた滋賀学園の5校を検討。守備が堅く試合終盤に集中力を発揮し、地域性の観点から神戸国際大付が5番目に決定。最後の1枠は大阪桐蔭にコールド負けした天理と智弁和歌山の比較に。長身エース・達を擁する天理は、智弁和歌山と投手力、攻撃力とも互角とされたが、昨秋の奈良大会決勝で智弁学園に勝利した戦いぶりなどが評価された。

中国・四国(枠5・候補29)

 中国大会で優勝した広島新庄、準優勝の下関国際がまず選ばれた。広島新庄は球威のある右腕・花田から制球力がいい左腕・秋山への継投で接戦に強く、堅守も光った。下関国際はメンバーの多くが1年生だが試合運びに落ち着きがあり、機動力の高さも評価された。

 続いて四国大会で優勝の明徳義塾、準優勝の聖カタリナ学園を選出。明徳義塾はエース左腕・代木が全3試合を完投し、計3失点と抜群の安定感があった。聖カタリナ学園は堅守を誇り、エース右腕の桜井も140キロ超の直球と低めへの制球力が評価された。

 最後の5枠目は中国大会4強の鳥取城北、四国大会4強の小松が比較され、鳥取城北が選ばれた。投手力は小松がやや上とされたが、鳥取城北はチーム打率3割超の攻撃力と守備力で上回った。選出5校が5県に分かれる地域性も考慮された。

九州(枠4・候補15)

 九州大会の4強が選出された。初優勝を果たした大崎は全4試合を逆転勝ちした精神的な強さ、3試合を完投した右腕・坂本のテンポの良い投球が高く評価された。

 続いて準優勝の福岡大大濠は2試合完投(1完封)の左腕・毛利、準決勝で1安打完封した右腕・馬場の投手陣が安定するほか、捕手・川上の好リードも決め手に。明豊は準々決勝の八、九回で4点差をひっくり返した打線の底力、無失策の守りが支持された。4校目は議論の末、1回戦、準々決勝で計22安打、17得点の宮崎商の攻撃力に期待を込めた。

 補欠校は潜在能力の高い左腕・泰(たい)を擁する神村学園が1位、準々決勝で大崎に善戦した延岡学園が2位となった。

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