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第94回センバツ高校野球

第94回選抜高校野球大会の特集サイトです。阪神甲子園球場での熱戦全31試合をLIVE配信します。

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第93回選抜高校野球 全国に勇気届け 決意を胸に32校(その2止)

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 <2021 第93回センバツ高校野球>

歴史刻むプレーを 神戸国際大付

 神戸国際大付のエースの阪上は「初めての夢舞台にわくわくしている。歴史に残るプレーをしたい」と声を弾ませた。

 昨秋は阪上が投打でチームをけん引。投手陣の層は厚く、中辻、加門も好投を見せた。攻撃は俊足の能登原が出塁し、西川、武本らの主軸が還して得点を重ねた。

 近畿大会では、準々決勝で京都国際に敗れたものの、1点差まで詰め寄る粘り強さを見せた。

 甲子園では2005年春の4強が最高。主将の西川は「チャンスを確実に生かす野球で勝ち進む」、青木監督は「攻撃的な野球で頂点を目指します」と甲子園での躍進を誓った。【中田敦子】

市和歌山、投打充実

 市和歌山の持ち味は接戦を勝ちきる粘り強さだ。昨秋の県大会と近畿大会では6試合中3試合で2点差以内の試合をものにし、近畿大会で4強入りした。

 エース右腕・小園は150キロを超える直球や多彩な変化球を駆使して4完投。主将の捕手・松川は5割近い打率とチームトップの11打点の勝負強い打撃で小園を支える。市和歌山商時代の第37回大会(1965年)は準優勝。松川は「小園と自分が軸となってチームで助け合いながら頂点を目指したい」と意気込む。半田監督は「フィジカルも技術も上がってきている。実戦練習で本番に備えたい」と話した。【橋本陵汰】

1年生コンビ、気合十分 京都国際

 昨秋の近畿大会で初の4強入りを果たすなど、創部22年で着実に力を付けてきた京都国際。春夏通じて初の甲子園への切符が届いた。

 投手陣の柱は右の平野、左の森下の1年生コンビ。打撃力も光り、平野が「完投して、しっかり打ちたい」と言えば、森下も「甲子園で打率5割、2桁奪三振を達成する」と気合十分だ。小牧監督が「キーマン」と評するのは、2人とバッテリーを組む中川。打者の特徴を素早くつかむ観察力に加え、打撃でもチームで数少ない長距離打者として中軸を担う。

 40人の部員をまとめる主将の山口は「チームの目標は全国制覇。ここからが勝負なので、浮ついた気持ちは今日まで」と気を引き締めた。【中島怜子】

大崎、島へ恩返し

 人口5000人足らずの長崎県西海市の離島、大島にある県立校の大崎が春夏通じて初出場を決めた。

 昨秋の九州大会を初制覇し、公立校では11年ぶりの九州王者となった。エース右腕・坂本を中心とした守りの野球が身上。同大会の準決勝まで3試合連続で完投した坂本は「応援してくれる島の方々に勝ちを届けたい」と地域への恩返しを誓った。

 コーチなどを務めた清峰(長崎)を強豪に育て、佐世保実(同)を夏の甲子園に導いた清水監督が2018年4月に就任して力をつけてきた。清水監督は「きつい練習に耐えた」と選手たちをたたえた。【吉見裕都】

鳥取城北、右腕成長

 鳥取城北は昨秋の中国大会は優勝した広島新庄に準決勝で1点差で敗れたが、中国・四国地区の最後の1枠に選ばれ、校内で待機していた選手たちは吉報に沸いた。昨秋の新チーム発足時、高校での公式戦経験者は主将の畑中のみで、当初はもろさが目立った。しかし秋の県大会決勝で逆転負けしたのを機に選手たちが奮起。中国大会では右腕・広田がエースに成長し、粘り強い野球でセンバツへの道を切り開いた。この冬は直球を磨いているという広田は「甲子園では走者を出しても冷静に打たせて取り、チームを勝利に導きたい」と意気込んだ。【野原寛史】

赤い旋風、吹かせる 聖カタリナ学園

 初めての甲子園出場が決まった聖カタリナ学園の主将の小沢は「昔からテレビで見ていた舞台に立てるのでうれしい。まずは1勝することを目標にして、勝利を積み重ねていきたい」と意欲を燃やした。2016年創部の若いチーム。同年夏の愛媛大会では1年生部員のみで8強入りし、赤色のチームカラーにちなみ「赤い旋風」と話題を呼んだ。昨秋の愛媛大会で初優勝し、四国大会で準優勝を果たした。

 出場決定を伝えた越智監督は「四国の代表として自分たちの力が発揮できるよう頑張ろう」と選手らに呼びかけた。【遠藤龍】

つなぎと粘り強さ 敦賀気比

 昨秋の北信越大会を制した敦賀気比だが、主将の大島は「目立った選手がいない」と話し、チームは粘り強さとつなぐ意識を信条とする。選手たちは低く速い打球を飛ばす意識で練習を重ねてきた。

 成果を発揮した北信越大会では、準々決勝で八回に3点差を追いつき、準決勝でも九回2死から大島が一、二塁間を破る同点適時打を放ち、2試合連続で延長戦を制した。大島は「苦しい試合を勝ち抜き、自信が深まった」。中軸の前川も「強みであるつなぐ野球を意識し、センバツまでに打撃面をさらに向上させたい」と意気込んだ。【大原翔】

打力で圧倒 V目標 健大高崎

 昨秋の関東大会で連覇を成し遂げた健大高崎に春の知らせが届いた。新型コロナウイルスの感染拡大で前回大会が中止となった先輩の思いを胸に、主将の小沢は「先輩の分も日本一を目指して、一戦必勝で勝ち上がりたい」と意気込んだ。

 昨秋は圧倒的な打力を武器に、関東の並みいる強豪を次々と撃破した。投手陣も先発の野中、抑えの高松が安定感を見せる。目標は優勝。

 青柳監督は「持ち味の打撃がどこまで通用するか。日本一まで何が足りないかを教えたい」と躍進を誓った。【川地隆史】

先輩の思いと共に 明豊

 昨春はセンバツが中止となり涙をのんだが、8月の交流試合では勝負強い打撃で県岐阜商に勝利した。明豊の主将の幸は「新型コロナが収まらない状況で大会があることに感謝したい。去年、センバツが中止になって苦しんだ先輩たちの思いも背負って優勝を目指したい」と意気込んだ。

 昨秋の九州大会では右腕・京本、左腕・太田の二枚看板が好投し、ベスト4に進出した。昨夏の交流試合で甲子園の舞台を経験した太田は「去年は3年生のおかげで甲子園に立てた。日本一を絶対に取りたい」と話した。【辻本知大】

エース緩急で翻弄 東海大甲府

 東海大甲府は今回を含め、甲子園に春夏合わせて19回出場の強豪だが、2016年のセンバツ以来、大舞台から遠ざかっていた。それだけに喜びもひとしおで、主将の三浦は「先輩たちの分まで全力でプレーしたい」と意気込みを見せた。

 昨秋はエース左腕・若山が緩急を利かせた投球で相手打線を翻弄(ほんろう)。打線は公式戦8試合で2桁安打をマークした木下、久井、猪ノ口の中軸がここ一番での勝負強さを発揮し、関東大会で4強入りした。

 村中監督は「ここはスタートライン。全国制覇を目指し、一戦必勝で戦いたい」と話した。【金子昇太】

チャンス再び 中京大中京

 2019年の明治神宮大会で初優勝し、優勝候補に挙がった20年春のセンバツが中止になった中京大中京に、再びチャンスが巡ってきた。主将の原は「苦しい1年だった。このような社会状況で、出られるのはうれしい。日本一を達成したい」と躍進を誓った。昨秋の愛知県大会6試合と東海大会3試合で計67点を挙げ、東海大会2試合で零封勝ちと投打に高いレベルにある。最速151キロ右腕の畔柳(くろやなぎ)は「チームのためにしっかりやる。ゼロ点に抑える気持ちで投げたい」と闘志を燃やす。【ガン・クリスティーナ】

打線隙なし 常総学院

 「チャレンジャー」として挑んだ昨秋の関東大会で5年ぶりの準優勝。常総学院に、待ち望んでいた吉報が届いた。新チーム発足以降、秋本、大川の両右腕を軸に守備からリズムを作り、打撃につなげるのが持ち味。下位打線を含めて隙(すき)のない打線も特徴だ。主将の田辺は「一球に対する執着心を持って戦う」と決意を語った。

 島田監督は「生徒たちが頑張った結果で、しっかり準備したい」と話した。【長屋美乃里】

光る守備力 天理

 天理は昨秋の近畿大会は準々決勝で大阪桐蔭に敗れたが、大舞台の切符を手にし、主将の内山は「選ばれて、信じられない気持ち。(前回大会の中止で出場できなかった)先輩たちにも笑顔で報告したい」と喜びをかみしめた。秋の県大会は5試合中3試合でコールド勝ち。近畿大会と合わせて全7試合に先発したエース右腕・達の好投と安定した守備力が光った。中村監督は「憧れの甲子園でプレーできるチャンスをもらった。まずは1勝を目指したい」と語った。【広瀬晃子】

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