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第94回センバツ高校野球

第94回選抜高校野球大会の特集サイトです。1月28日の選考委員会をライブ配信します。

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第93回選抜高校野球 出場校、決定 今年こそ、夢描く 待望の春、32校に(その1)

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センバツ出場が決まり、帽子を投げる福岡大大濠の選手たち=福岡市中央区で2021年1月29日午後4時38分、矢頭智剛撮影
センバツ出場が決まり、帽子を投げる福岡大大濠の選手たち=福岡市中央区で2021年1月29日午後4時38分、矢頭智剛撮影

 <2021 第93回センバツ高校野球>

 待ちに待った「春」の便りが32校に届いた。29日の第93回選抜高校野球大会の選考委員会で、一般選考28校、21世紀枠4校の出場が決まった。10校が初出場を果たす一方、12校は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になった2020年に続く選出。昨年大会は出場回数に含まれるため、ともに2年連続の中京大中京(愛知)は歴代2位の32回、県岐阜商は同3位タイの30回に出場回数を伸ばした。

福岡大大濠 厚い投手層 4強狙う

 福岡大大濠は昨秋の九州大会で1、2回戦を完投した2年生エースの毛利に代わり、準決勝では1年生の馬場が先発マウンドへ。ベンチから見守る毛利の期待に応え、馬場は八回1死まで無安打に抑える快投をみせた。両投手の活躍で準優勝し、馬場は「コロナでどうなるかと思ったが、センバツが決まってうれしい。毛利さんに負けないよう大会まで練習する」と喜びをにじませた。

 八木監督は「自分たちはセンバツに出場するチャンスをもらった。まずはベスト4を目標に、そして全国優勝を狙いにいく」と意気込んだ。【大坪菜々美】

大崎 島に勝ち届ける

甲子園出場が決まり喜ぶ大崎の選手たち=長崎県西海市で2021年1月29日午後5時1分、徳野仁子撮影 拡大
甲子園出場が決まり喜ぶ大崎の選手たち=長崎県西海市で2021年1月29日午後5時1分、徳野仁子撮影

 人口5000人足らずの長崎県西海市の離島、大島にある県立校の大崎が春夏通じて初出場を決めた。昨秋の九州大会を初制覇し、公立校では11年ぶりの九州王者となった。エース右腕・坂本を中心とした守りの野球が身上。同大会の準決勝まで3試合連続で完投した坂本は「応援してくれる島の方々に勝ちを届けたい」と地域への恩返しを誓った。

 コーチなどを務めた清峰(長崎)を強豪に育て、佐世保実(同)を夏の甲子園に導いた清水監督が2018年4月に就任して力をつけてきた。清水監督は「きつい練習に耐えた」と選手たちをたたえた。【吉見裕都】

先輩の分も戦う、連続選出12校 初出場は10校

 今大会はフレッシュな顔ぶれが目立つのが特徴だ。初出場校は、36校が出場した第90回記念大会(2018年)以来3年ぶりに10校になった。出場32校で初出場校が2桁となったのは、11校だった第83回(11年)以来10年ぶり。昨秋の九州大会王者・大崎(長崎)や創部5年目の聖カタリナ学園(愛媛)など8校が春夏通じて初出場となった。

 一方で、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止になった第92回(20年)に選出されたチームも多い。連続出場校は出場32校以上が定着した第55回(1983年)以降で最多の12校。最長は明豊(大分)の3年連続だ。仙台育英(宮城)、健大高崎(群馬)、中京大中京(愛知)、明徳義塾(高知)は2年連続で秋季地区大会優勝。2020年は春夏の甲子園大会が中止になっただけに、先輩の分も戦う思いは強い。

 同一都道府県からの複数校出場は第76回(04年)以来の「3」で、宮城、兵庫、奈良のみ。同一都道府県に集中しなかったため、29都道府県から出場校が選出された。

 第89回(17年)、第90回を連覇し、現在センバツ10連勝中の大阪桐蔭など春夏の優勝経験があるのは前回より2校減って9校に。公立校は前回より2校増えて9校。上田西(長野)、具志川商(沖縄)は県勢として6年ぶりの出場となる。【藤田健志】

選考委員会はオンラインで

初めてオンラインで行われた第93回選抜高校野球大会の出場校決定に向けた選考委員会総会=大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールで2021年1月29日午後4時11分、山田尚弘撮影 拡大
初めてオンラインで行われた第93回選抜高校野球大会の出場校決定に向けた選考委員会総会=大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールで2021年1月29日午後4時11分、山田尚弘撮影

 新型コロナウイルス感染防止のため、今回の選考委員会は大きく様変わりした。これまでは毎日新聞大阪本社で行われていたが、すべてオンラインで実施。例年なら選考委員が一堂に集まり、開かれていた午前中の選考委員会総会も行われなかった。

 午前9時からの21世紀枠候補校の推薦理由説明会は、各都道府県高校野球連盟理事長らがウェブ会議システムを使って各校の特徴を説明するプレゼンテーションを行った。21世紀枠特別選考委員の外部有識者も、オンライン上で質問した。

 一般選考を行う地区別小委員会も同様に実施。審議を尽くすため、通常より30分遅い午後3時半から選考委総会が開始され、オンラインで出場校が発表されると同社に設置されたボードに出場校を記した看板がかけられた。

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