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ワクチン接種「最速の国」イスラエル その秘密は「世界の実験室」

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米ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナウイルスワクチンの2回目の接種に臨む車椅子の女性(左)=イスラエル北部ネタニヤで2021年1月19日、AP
米ファイザーと独ビオンテックが開発した新型コロナウイルスワクチンの2回目の接種に臨む車椅子の女性(左)=イスラエル北部ネタニヤで2021年1月19日、AP

 中東のイスラエルが新型コロナウイルスのワクチン接種をハイペースで進めている。多くの国々がワクチン供給への不安を募らせる中、優先的にワクチン供給を受けられる理由は、接種に関する国民の医療データを製薬会社に提供すると約束したことだ。事実上「世界の実験室」として機能しており、世界中がその成否に注目している。

 イスラエルは、2回の接種が必要な米製薬大手ファイザー社のワクチン接種を昨年12月20日に開始した。人口約900万人の3分の1に当たる約330万人が少なくとも1回目の接種を終え、このうち約190万人が2回目も済ませている。英オックスフォード大が運営する統計サイト「Our World in Data」によると、100人当たりの延べ接種回数は60・14回で、先にワクチン接種を始めた英国の15・5回、米国の10・24回を大幅に上回る。接種対象を16歳以上の全年齢層に拡大しており、4月までに全員への接種を終えたい考えだ。

 イスラエル国民は健康保険への加入が義務づけられており、全国民が四つの健康維持機構のいずれかに入っている。国民一人一人に割り当てられた個人番号を活用し、中央集権的な医療システムが機能。これまでにかかった病気や受けた処置、処方された薬、投与されたワクチン、アレルギーなど全ての記録がデータベースで管理されてい…

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