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日米豪印の連携強化を表明 米大統領補佐官「中国に対抗」念頭に

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米国国旗の星条旗=2018年1月、高本耕太撮影
米国国旗の星条旗=2018年1月、高本耕太撮影

 米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は29日、米シンクタンクのイベントで前任者のオブライエン氏と対談し、台頭する中国を念頭に日米とオーストラリア、インドで形成する枠組み「クアッド」の連携を重視する考えを明らかにした。サリバン氏は「インド太平洋地域で実質的な政策を立案する根本的基盤となる。トランプ前政権の取り組みを強化し活性化する」と述べた。

 サリバン氏は対談で「(中国が)米国内の分断などを挙げて米国の民主主義は機能しておらず、中国モデルの方が優れているとはっきり主張し出した」と指摘。中国に対抗するためにも、人種間の不平等や経済格差などを是正し「米国の民主主義の基盤を立て直さなければならない」と述べた。そのうえで、欧州やアジアの民主主義国と連携して中国と向き合う必要性を強調。中国による香港の統制強化や台湾に対する軍事的挑発などに「対価…

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