総選挙の「不正」主張 ミャンマー国軍が与党に圧力 クーデターの可能性否定せず
- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

改選後初となるミャンマー連邦議会(国会)が2月初旬に開会するのを前に、国軍が与党側への圧力を強めている。昨年11月の総選挙で「不正があった」と繰り返し主張しているほか、クーデターの可能性も否定しておらず、国内で緊張が高まっている。
総選挙では、アウンサンスーチー国家顧問兼外相が率いる与党・国民民主連盟(NLD)が改選476議席の8割を占める396議席を獲得。最大野党の国軍系・連邦団結発展党(USDP)は33議席にとどまった。
国軍のゾーミントゥン報道官は1月26日の記者会見で、有権者名簿860万人分に不備があり、重複投票などの不正があった可能性があると主張、選挙管理委員会に調査を求めた。また、今後「クーデターの可能性がないといえるのか」との質問に「イエスともノーとも言えない」と明言を避けた。地元ジャーナリストによると、最大都市ヤンゴンなどでは28日、街中を走行する装甲車の姿が見られたという。
この記事は有料記事です。
残り210文字(全文612文字)