被害者側、孫世代対象を要望 カネミ油症3者協議、次世代調査手法で

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母親が記録した育児日記を手に、次世代調査に親が関わる必要性を訴える2世の認定患者、三苫哲也さん=福岡市博多区で、2021年1月30日午後4時27分、青木絵美撮影
母親が記録した育児日記を手に、次世代調査に親が関わる必要性を訴える2世の認定患者、三苫哲也さん=福岡市博多区で、2021年1月30日午後4時27分、青木絵美撮影

 1968年に発覚した国内最大の食品公害「カネミ油症」の被害者団体と国、原因企業のカネミ倉庫(北九州市)による3者協議が30日、オンラインで開かれた。国側は、医師らで構成する全国油症治療研究班(事務局・九州大)が認定患者の子の健康被害を調査する方針を説明。被害者側は、患者と認定されていない次世代の早期救済に向け、孫も調査対象にすることなどを要望した。

 非公開の協議後に取材に応じた国などによると、調査は次世代の救済に向けた科学的知見を得ることが目的で、米ぬか油を直接食べて健康被害が出た患者の子を対象に同意を得て実施する。研究班は保有するデータなどから認定患者の子を300~400人と推計しており、2021年度にも準備に着手する方針だ。

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