イスラム教とテロ結びつけ? 佐賀県模試で不適切な出題 実施団体「素材選定に問題」
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「稼ぐことができなかったら彼らは食べ物を求めてモスクへ行き、テロリストとなる」。佐賀県の高校1、2年が受験する「県下一斉模擬試験(県模試)」の1年の英語の設問が、学校関係者らから「イスラム教とテロリストを連想させる」と指摘を受けている。模試は県立高校などで作る任意団体が作成していた。県教委は「不適切な問題だった。教諭の人権意識の問題で、気付けなかったことは非常に残念」と述べた。【竹林静】
県模試は同県の公立・私立高の24校で1月8~10日に実施。高校1年は約3100人が受験した。模試を作成したのは県高校教育研究会進学指導部会(渡辺成樹会長)。問題の表現があったのは長文読解で、「全国高校生徒英作文コンテスト」(主催・全国英語教育研究団体連合会)で当時の高校1年が書いた2013年度の最優秀作品を引用した。
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