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ロシア各地で1月31日に起きた反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の釈放を求める抗議活動の拘束者数は、人権団体のまとめで少なくとも約90都市で計5400人を超えた。約4000人が一時拘束された1月23日を上回った模様で、プーチン政権がさらに圧力を強めている形だ。
各地の拘束者の情報をまとめる人権団体「OVDインフォ」によると、首都モスクワの拘束者数は1800人を超え、第2の都市サンクトペテルブルクでも1200人に達した。
モスクワでは、治安部隊が抗議集会の開催予定地だった中心部周辺を封鎖し、厳戒態勢を敷いた。ナワリヌイ氏の陣営は直前にソーシャルメディアを通じて集合場所変更を公表したが、治安部隊はデモ隊の集まる場所に先回りし、警棒やスタンガンを使って拘束を続けた。これに対しデモ隊は治安部隊を避けながらナワリヌイ氏が拘束されている市北西部の施設などに向かい、抗議の声を上げた。
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