「手を振って止めてくれた」……一瞬の出会い、10年間思い続け
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<ともに大津波を目の当たりにした記者として、私と彼が入れ替わっていたとしても、おかしくない>
2011年5月、当時の「沿岸南行記」で先輩記者はこう記した。その1カ月前、地元紙「福島民友新聞」記者、熊田由貴生(ゆきお)さん(当時24歳)の遺体が、福島県南相馬市鹿島区の海岸から約3キロ離れた国道6号沿いで見つかった。
津波が襲う前にほんの一瞬、熊田さんと相対したという男性がいる。大工の阿部清さん(70)。熊田さんに命を救われたそうだ。その現場を、阿部さんとともに訪れた。
「何振ってんだろう」 疑問に思った阿部さんは…
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