北京五輪への切符は獲得済みのスマイルジャパン 監督が笑顔になれない理由とは

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北京冬季五輪に向けて強化に知恵を絞るアイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」の飯塚祐司監督=日本アイスホッケー連盟提供
北京冬季五輪に向けて強化に知恵を絞るアイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」の飯塚祐司監督=日本アイスホッケー連盟提供

 北京冬季五輪の開幕まで2月4日で1年となる。昨春、全競技を通じて日本勢で最初に北京への切符を手にしたのは、アイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」だ。しかし新型コロナウイルスの影響で実戦経験を積めず、強化の道筋は見えてこない。チームを率いる飯塚祐司監督(46)は思い悩みながらも、五輪へのアプローチを描く。【倉沢仁志】

 昨年4月、世界ランキングで過去最高の6位だった日本は、上位6チームに与えられる北京五輪への出場権を獲得した。3大会連続の出場だが、過去2大会はいずれも最終予選を勝ち抜いての出場。2年前に出場を決めたことは、本番に向けた強化で大きなアドバンテージになるはずだった。

感染拡大で海外遠征×早期出場決定のメリット生かせず

 「昨季の世界選手権(カナダ)が新型コロナによって中止となり、その時点でのランキングで出場権を獲得したわけですが、コロナの影響は想像以上でした。活動自粛を経て、昨年9月に、ようやく北海道苫小牧市で代表合宿を実施。10、11月も10日前後の代表合宿をして『さあ、ここからどんどんゲーム形式の練習を取り入れていこう』というところで、国内で感染が拡大し、再び活動自粛となりました。いろいろな計画を立てましたが、ことごとく中止となり、正直、強化にほとんど手をつけられていません」

 これまでのように最終予選のことを考える必要はない。ただ、他の強豪国と比べて地理的な要因で強化に差が出ているのが現実だ。

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