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震災10年・あの時の記憶

東日本大震災から10年。「あの時の記憶」をたどります。

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震災10年・あの時の記憶

手書きで伝えた壁新聞 /宮城

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石巻日日新聞社が発行した手書きの壁新聞について説明する平井美智子さん(奥)=宮城県石巻市で
石巻日日新聞社が発行した手書きの壁新聞について説明する平井美智子さん(奥)=宮城県石巻市で

 東日本大震災の津波で甚大な被害が出た石巻市の石巻日日新聞社は、震災翌日の2011年3月12日から6日間、手書きの壁新聞を発行した。炊き出しの場所や電気の復旧状況など、被災者に欠かせない情報を満載した。

 現物は同社の資料館に展示されている。当時記者兼デスクだった平井美智子館長(60)は「被災直後に住民が求めていたものが分かる」と来館者に教訓を伝えている。

 津波で社屋の1階が浸水し、新聞を印刷する輪転機は使えなくなったが、新聞用のロール紙は難を逃れた。近江弘一社長(62)が「手書きでいこうや」と呼び掛け、壁新聞発行が決まった。

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