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「イタリア野菜」産地 注文4割減で宅配に活路 家庭で普及の機会に

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旬の「トレビーゾ・タルティーボ」の収穫作業=山形県河北町で2021年1月28日(かほくイタリア野菜研究会提供)
旬の「トレビーゾ・タルティーボ」の収穫作業=山形県河北町で2021年1月28日(かほくイタリア野菜研究会提供)

 イタリア料理店が一軒もないのに、全国に先駆けてイタリア野菜の産地となった山形県河北町。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う2度目の緊急事態宣言で注文が4割以上減る中、宅配に活路を見いだそうとしている。【林田七恵】

 河北町でイタリア野菜を作るきっかけとなった高級葉物野菜「トレビーゾ・タルティーボ」。赤紫と白のコントラストが鮮やかで、ほろ苦さとシャキシャキとした歯触りがサラダのアクセントになる。旬のこの時期、例年なら町内の農家16人が加盟する企業組合「かほくイタリア野菜研究会」が毎日出荷するが、佐藤淳也事務局長(38)は「今はブレーキをかけています」と明かす。

 同町でトレビーゾ作りが始まったのは2011年。農閑期の収入の補い方を町内の有志が考える中、本場の味を出すため高額な輸入野菜に頼っているイタリアンのシェフらが新鮮な国産品を求めていると知った。研究会を作り、イタリアの土壌と気候に根付いた野菜を日本で育てようと試行錯誤。7月ごろに種をまき、植え替えや水耕栽培を経て半年ほどで収穫する栽培法を確立させた。

 研究会で作るのはイタリア野菜だけで年約85品目、得意先が求めるジャガイモや大根など一般的な野菜も含めると、約160品目20トン(生鮮野菜のみ)に増え、栽培面積は約4・8ヘクタールに広がった。成功の秘密は…

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