小学校教員の採用倍率、過去最低の2.7倍 多忙な職場環境敬遠か
毎日新聞
2021/2/2 16:34(最終更新 2/2 19:44)
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文部科学省は2日、2020年度採用の公立小学校の教員試験の倍率が前年度比0・1ポイント減の2・7倍となり、調査が始まった1979年度以降で最も低くなったと発表した。80年代に大量採用された世代が退職を迎え、その補充のため採用者数が高止まりしている中、多忙な職場環境が敬遠されるなどして受験者数が伸び悩んでいることが影響したとみられる。
小学校では40人(小1は35人)と定められている学級基準について、21年度から5年かけて全学年を35人に引き下げる計画のため今後、都市部を中心に教員を増やす必要があるが、教員の質をどう確保するかが課題になる。
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