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岐阜県瑞穂市 ハイビックス 「膨らます」原点貫く /愛知

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床ずれ防止エアマットレスの見本(ミニチュア版)を見せるハイビックスの高井順子社長=岐阜県瑞穂市宮田の本社で2020年12月23日、花岡洋二撮影
床ずれ防止エアマットレスの見本(ミニチュア版)を見せるハイビックスの高井順子社長=岐阜県瑞穂市宮田の本社で2020年12月23日、花岡洋二撮影

 「空気を形にする。空気で笑顔を創出する」。プラスチックフィルム溶着加工では国内トップ級の技術力と生産設備を誇るハイビックスの社長、高井順子さん(61)は、経営理念をこう説明する。

 岐阜県瑞穂市の本社会議室で、同社オリジナルで主力商品となった「床ずれ防止エアマットレス」のミニチュア見本を見せてもらった。ウレタン製の空気クッションを多数組み合わせたマットレスが、空気ポンプにつながっている。人が寝た時に、自動制御で空気を入れたり抜いたりすることで、体の一部に圧力が集中しないようにできる。品質の高さや丈夫さ、ポンプの静かさがドイツやオランダで高い評価を得た。2020年の輸出額は4600万円に達し、前年からは倍増した。

 同社は1954年に設立。「ダッコちゃん」の愛称で知られるビニール製の人形や浮輪、ボートなど、バルーン式の玩具を作り、輸出していた。業界ではやがて、こうした安価な品の生産拠点が台湾や中国へ移っていく中、一つの転機となったのは、高井さんが高校3年生だった時の祖母の介護体験だった。

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