「妊娠力」温存治療に助成 若年がん患者を支援 名古屋市、全国初
毎日新聞
2021/2/3 11:56(最終更新 2/3 11:56)
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将来子どもを授かることを望む若年がん患者にとって、生殖機能の低下や喪失の恐れがある治療を前に悩むことは少なくない。名古屋市は、こうした若年がん患者の負担を少しでも減らそうと、精子や卵子の採取凍結など妊娠するための力を温存する治療への費用助成を始めた。政令市単独事業としては全国初という。【岡正勝】
若い患者が、将来に希望を持って、がん治療に取り組むことができるよう支援する。地元医師会や市民らから要望があり、1月から実施。2020年4月以降の温存治療を助成対象にしている。
がん治療では、手術や放射線治療などにより生殖機能が痛手を受けるケースがある。妊娠する力の温存治療は費用が高額であることや、がん治療を最優先にできるのかなど患者の疑問や悩みに応える場も必要とされている。
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