「普通の生活できるように」 宮城・米川の水かぶり コロナ禍終息願い水まく

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 国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録されている「米川の水かぶり」が3日、宮城県登米市東和町米川の五日町地区で行われた。火伏せの伝統行事だが、今年は参加者がコロナ禍の終息を願いながら水をかけて回った。

 午前10時半ごろ、水かぶり装束の男性8人が神社に祈願。雪が降る中、かつての宿場町を「ホー、ホー」という奇声を上げながら練り歩き、手おけの水を空高くかけて回った。一団の先頭を務めた工藤晃良さん(60)は「寒いというより肌が痛い。コロナ禍が終息して普通の生活ができるよう願いながら歩いた」と話した。

 米川の水かぶりは初午(はつうま)の日に毎年開催される火災よけの神事で、江戸時代中期から続くとされる。地元の男性が顔にかまどのすすを塗り、裸体の上にわらで作った「水かぶり装束」を着けて神に化身し、家々に水をかけて回る。「来訪神」の一種として、秋田・男鹿のナマハゲなどと共に2018年、ユネスコ無形文化遺産に登録された。

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