ドリカムの名曲「何度でも」誕生秘話 中村正人さんが涙したメッセージ
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各界で活躍する東日本大震災の被災地ゆかりの方々に、東北の地や震災発生当時の思い出、被災地に送るエールなどを聞くシリーズ「メッセージ~東日本大震災10年」。今回は人気音楽バンド「DREAMS COME TRUE(ドリカム)」のベーシスト、中村正人さん(62)です。代表曲の一つ「何度でも」は、苦境に立ち向かう人たちを励まし、震災直後にラジオで最も流れた曲と言われています。この曲に込められた思いや、制作秘話を聞きました。【聞き手・構成 安藤いく子】
母の実家が福島県川俣町です。僕が小さい頃に訪ねた時は、機織り機の音が響き、町中が機織り工場のようでした。偶然ですが、父の疎開先は川俣だったんです。そこで知り合ったわけではないのですが、赤い糸で結ばれていたのでしょうか。
1995年1月に阪神大震災があり、2月に、発売がまだ先の予定だった「サンキュ.」を緊急リリースしました。その曲で何か役に立てないかと思い、印税を寄付や物資の援助に充てました。その年に開催した4年に1度の大規模ライブの生中継映像を神戸にも流して、無料で見てもらいました。
2005年にテレビドラマ「救命病棟24時」の主題歌として「何度でも」を発表しました。僕らは、主題歌を作る時は脚本を読み込みます。ドラマは首都直下型地震が発生した設定で「主人公たちの力になりたい」「視聴者に何かを届けたい」という思いを込めました。
ボーカルの吉田美和が歌詞を書いたのですが、初めて読んだ時は泣きました。「頑張れ」…
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