「偏見や誤解招きかねない」 県教育長が謝罪 模試の不適切設問巡り /佐賀
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県内の高校生が受験する「県下一斉模擬試験(県模試)」の設問にイスラム教とテロリストを連想させる表現が含まれていた問題で、県教育委員会の落合裕二教育長は2日夜、「偏見や誤解を招きかねない事態となり責任を痛感している」と謝罪した。
萩生田光一文部科学相が同日の記者会見で「不当な差別的表現などはあってはならない。県教委は再発防止に向けて適切に対応してほしい」と指摘したことを受け、落合教育長は「教職員の人権意識の啓発をしていく。研修だけでは徹底できないので、さまざまな機会での取り組みが必要だ」と述べた。
県模試は県内の公立・私立高で1月に実施され、高校1年の英語の設問に対し、学校関係者らから問題視する声が上がった。長文読解で高校生が書いた英作文が引用され、筆者の父親が「もし稼ぐことができなかったら、彼らは食べ物を求めてモスクへ行き、テロリストとなるんだよ」と話す場面があった。
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