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河井案里元参院議員(47)は、東京地裁の有罪判決の控訴期限直前に議員辞職した。2019年参院選の大規模買収事件については、買収の原資など未解明な点が残されたままだ。4月に「2補選」と同日に実施される参院広島選挙区の再選挙は、自民党にとって正念場となりそうだ。
「金員で人の心を買うことはできないというのは私の信念。有権者の皆さまを裏切ることはしていないが、これ以上争いを長引かせ混乱を生じせしめることは本意ではない」。河井元議員は3日午後、議員辞職を表明するコメントに、自身の心境をつづった。
20年6月の逮捕後、一貫して無罪を訴えてきた河井元議員だが、同年8月に公判が始まると、前代未聞ともいえる大規模買収の実態が次々と明らかになり、苦しい立場に追い込まれた。
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