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見つめ続ける・大震災10年

2021年春で発生10年を迎える東日本大震災。出会った人々を見つめ続ける写真記者が月日の流れと思いを伝えます。

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見つめ続ける・大震災10年

人の息づかい、この土地に

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 「私を育ててくれた、この土地を見捨てない」。東日本大震災の津波で母親の鈴木典子さん(当時82歳)を亡くした徳水利枝さん(59)は、宮城県石巻市雄勝町の実家跡に、約400種のバラやハーブなどが彩る庭園を造った。

 自宅も流され、「満足に母を捜せなかった後悔」から涙に暮れたあの年の夏。何もかもなくなった雄勝の山や空気に「寂しい」と言われている気がして、津波に壊された古里のかけらが集まる残土置き…

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