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「私を育ててくれた、この土地を見捨てない」。東日本大震災の津波で母親の鈴木典子さん(当時82歳)を亡くした徳水利枝さん(59)は、宮城県石巻市雄勝町の実家跡に、約400種のバラやハーブなどが彩る庭園を造った。
自宅も流され、「満足に母を捜せなかった後悔」から涙に暮れたあの年の夏。何もかもなくなった雄勝の山や空気に「寂しい」と言われている気がして、津波に壊された古里のかけらが集まる残土置き…
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