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長谷川和夫さん=認知症を公表した専門医

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長谷川和夫さん
長谷川和夫さん

長谷川和夫(はせがわ・かずお)さん(91)

 「どんな人でも認知症になることを知ってほしい」。2017年に認知症であると自ら公表したのは、そんな思いからだった。約40年前、今も認知症のスクリーニングに使われる「長谷川式認知症スケール」を開発した。認知症研究の第一人者だ。

 長男の診療所の仕事から離れ、妻と2人で過ごす時間が多くなっていた。が、17年11月、認知症と診断された。その年の春から自宅の玄関の施錠を何回も確かめるなど物忘れが進んでいた。酸素療法が必要になって在宅介護が難しく昨年、施設に入所した。

 体験から、周囲の人との関わり方によって自分らしく生き続けることができると知った。認知症になった専門医の立場から、認知症になることを不安に思う高齢者や高齢者を親に持つ世代向けに、そのことを知ってほしいと昨年、「認知症でも心は豊かに生きている」(中央法規出版)を出版した。

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