点字毎日 JDが40周年の集会 今後の障害者施策展望
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日本障害者協議会(JD)は昨年12月、設立40周年を記念してオンラインで集会を開いた。障害分野の施策の進展を振り返り、残る課題の解決に向けた取り組みのあり方などを語り合った。
JDは、国連の国際障害者年(1981年)を日本で推進するために組織された協議会を原点に、これまで活動を続けてきた。新型コロナウイルスの影響でオンラインで実施された集会は、2014年に日本も批准した国連の障害者権利条約にふさわしい施策はどんなものかを探るシンポジウムも行われた。
このうち、世界盲ろう者連盟・前事務局長の福田暁子さんは、地域で暮らし、在宅で医療や福祉のサービスなどを使いながら仕事や活動をしている日々を紹介して、「私がここにいれること自体がまさに40年の活動の成果だ」と話した。一方、仕組み作りは進んでも、地域差や課題が残る例に、盲ろう者向けの通訳・介助員派遣事業を取り上げた。その問題点を「個別給付でないため、盲ろう者用の財布をみんなで使っているようなものだ」…
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