旧優生保護法訴訟 札幌地裁も請求棄却 違憲性、初めて言及せず

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判決を受けて「不当判決」と掲げる弁護士=札幌市中央区で2021年2月4日午前11時36分、貝塚太一撮影
判決を受けて「不当判決」と掲げる弁護士=札幌市中央区で2021年2月4日午前11時36分、貝塚太一撮影

 旧優生保護法(1948~96年)下で人工妊娠中絶と不妊の手術を強制されたとして、北海道内に住む知的障害のある女性(77)と夫(2019年8月に82歳で死亡)が国に計2200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、札幌地裁(高木勝己裁判長)は4日、旧法に基づく手術の事実が認められないなどとして違憲性に言及せず、請求を棄却した。全国9地裁・支部で起こされた同種訴訟13件(原告25人)のうち5件目の判決で、違憲性に言及しなかったのは初めて。

 判決は関係証拠を精査するなどした結果、不妊手術の事実は認められないと判断した。中絶手術については事実を認めたものの、知的障害を理由に行われたか不明として旧法の下で強制されたと認定できないと指摘。違憲性の判断に至らなかった。

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