燃料電池車、中国先行 広東省「水素の街」 普及加速、市民の足に

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中国初の燃料電池で走る路面電車=中国広東省仏山市で2020年12月、小倉祥徳撮影
中国初の燃料電池で走る路面電車=中国広東省仏山市で2020年12月、小倉祥徳撮影

 中国政府が、水素で走る燃料電池車(FCV)市場の拡大を急いでいる。電気自動車(EV)に続く次世代環境車と位置づけており、各地で補助金をテコにインフラ整備や産業集積を目指す動きが加速。累計販売台数は昨年末で約7200台と既に日本の1・5倍以上に達した。技術開発で先行してきた日本は、後れを取りかねない情勢だ。

 中国南部広東省仏山市の中心部。昨年末に記者が訪れると、水色の車体に水素や酸素、水の化学式などがデザインされたFCVのバスが、市政府や金融街、繁華街などを結ぶ複数路線で通常運行していた。バス運転手歴14年という男性は「ディーゼル車に比べてスピードを上げやすい。燃料補給も2日に1回程度で済む」と歓迎していた。

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