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心の眼

視覚に障害がある佐木理人記者が、誰もが不安を和らげ希望につながるような報道とは何かを考えます。

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オンラインの可能性=点字毎日記者・佐木理人

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 コロナ下でオンラインのイベントが盛んだ。先月、小中学生対象のオンライン企画で話をする機会があった。

 普段の1人での取材では、駅の改札で職員に誘導を依頼したり、街行く人に道を尋ねたりして目的地にたどり着くと説明した。取材の「七つ道具」として、折りたためる白杖(はくじょう)や点字のメモが読み書きできる電子機器などをパソコンの画面越しに見せて紹介した。子供からは「情報の見つけ方は?」「休日の過ごし方は?」など熱心な質問が続いた。

 人前で話す機会は年に何度かある。10年近く前から関西の二つの大学にお邪魔している。大阪府の大学ではマスコミ志望の学生約200人に点字新聞「点字毎日」の特徴や全盲の記者としての思いを伝える。兵庫県の女子大では、社会福祉を学ぶ約60人の学生に中学生の頃に失明してからの体験や今の生活を話す。どちらの大学でも視覚障害者の誘導法を実演して終わる。

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