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女性蔑視発言にラグビー協会理事反論 谷口真由美氏「女性だから長くなることない」

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憲法について講義する谷口真由美さん=大阪府豊中市の大阪大で2019年5月31日、猪飼健史撮影
憲法について講義する谷口真由美さん=大阪府豊中市の大阪大で2019年5月31日、猪飼健史撮影

 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言を巡り、森氏は日本ラグビー協会について「(女性理事が増えた)ラグビー協会は今までの倍、時間がかかる」と名指しで取り上げていた。その日本ラグビー協会の谷口真由美理事が4日、毎日新聞の取材に応じ、「事実に基づかず、イメージで語られたのは残念」と語った。【塩田彩/統合デジタル取材センター】

古巣だから本音がポロリ?

 森会長は3日、日本オリンピック委員会(JOC)の評議員会で、女性理事を40%以上とする目標に言及。「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる。ラグビー協会は今までの倍、時間がかかる。女性は優れており、競争意識が強い。誰か一人が手を挙げて言われると、自分も言わないといけないと思うんでしょうね」と語った。また、「女性を増やしていく場合は、『発言の時間をある程度、規制を促しておかないと、なかなか終わらないので困る』と言っておられた。誰が言ったかは言わないけど」と発言。「私どもの組織委にも女性は何人いる? 7人ぐらいかな。みんなわきまえておられる。お話もきちっと的を射ており、欠員があればすぐ女性を選ぼうとなる」などと続けた。

 森氏がなぜ日本ラグビー協会に言及したかは不明だが、自身もラグビー経験者で、同協会の会長を務めた経験がある。谷口さんによると、日本ラグビー協会の理事は24人でそのうち5人が女性だ。

 谷口氏に森氏の発言の感想を尋ねると、「森さんは元会長なので、ラグビー協会のことなら許されるという感じで、思わずぽろっと言ってしまったんでしょうね」と心情をくみ取った。だが、「競争心の強い人に男女の別はありませんし、会議で長い時間発言する男性だっています」と指摘し、「(日本ラグビー協会では)女性理事のほうが発言の比率が高いことは事実ですが、女性だから長くなることは全くありません」と反論した。「時間が倍になった」という部分については、…

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