福井で国内最古級の哺乳類化石 前期白亜紀地層から発見 新種の可能性も

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福井県大野市の手取層群伊月層から発見された真三錐歯類の哺乳類(手前の2匹)と哺乳類型は虫類のトリティロドン類の想像図=山本匠さん提供
福井県大野市の手取層群伊月層から発見された真三錐歯類の哺乳類(手前の2匹)と哺乳類型は虫類のトリティロドン類の想像図=山本匠さん提供

 福井県立恐竜博物館は7日、同県大野市にある恐竜が生息していた前期白亜紀の地層(約1億2700万年前)から、国内では最古級となる哺乳類の顎(あご)の化石を発見したと発表した。新種の可能性もあり、引き続き調査を進めていく。

 化石は3本の歯が残る下顎の骨の一部で、長さ13・1ミリ、高さ5・8ミリ。体長は15センチほどでネズミくらいの大きさだったと推定される。哺乳類の中でも原始的な特徴を意味する臼歯に大きな三つの突起がある「真三錐歯類(しんさんすいしるい)」で、イグアノドンなどの恐竜と同時代に生きていたとみられる。

 化石は2019年に大野市の地層「手取層群伊月層」から発見され、同館などが研究を進めていた。恐竜時代の哺乳類の化石は、国内ではこれまでに10種類以上が発見されている。石川県白山市の「手取層群桑島層」で見つかった1億2100万~1億3000万年前の哺乳類の化石が最古とされるが、今回の化石は地層の年代から白山市の化石とほぼ同時期で、より古い可能性もあり、歯の形や大きさなどから、新種の可能性があるという…

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