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「怖かったー」コロナで逝った母 家族全員隔離でバラバラ 最期に付き添えず

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新型コロナウイルスで亡くなった母の様子を記録したノートを手にして語る女性=大阪市内で2021年1月26日午後0時24分、野口由紀撮影(画像の一部を加工しています)
新型コロナウイルスで亡くなった母の様子を記録したノートを手にして語る女性=大阪市内で2021年1月26日午後0時24分、野口由紀撮影(画像の一部を加工しています)

 「怖かったー、怖かったー」――。大阪市内の60代前半の女性は、新型コロナウイルスで亡くなった母の言葉が耳から離れない。家族3人のうち2人が感染、1人が隔離され、あっという間にばらばらに。火葬にも立ち会えなかった。わずか半月の間の出来事だ。大阪府の新型コロナの累計死者数は全国最悪レベルで、8日には1000人を超えた。女性の家族のように、あまりに多くの人々が、突然の恐怖と悲しみに打ちひしがれている。

 女性の母(89)は約2年前に脳梗塞(こうそく)で倒れ、病院での療養を経て、自宅でリハビリをしながら穏やかに生活していた。母と女性、兄の3人暮らし。母は右半身が動かせず、車いす生活で、主に入浴介助目的で週2回、高齢者施設のデイサービスに通っていた。

 施設から連絡が入ったのは2020年11月下旬。「コロナの感染者が出ました。利用を控えた方がいいです」。母は濃厚接触者ではなかったが、不安に駆られた女性は母のPCR検査を施設に求めた。結果は陽性。その後、施設ではクラスター(感染者集団)に発展した。母は少しせきが出る程度だったが、保健所の指示で12月3日に市内の病…

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