「誰もがもっと自由に」 難病の女性モデルに音楽劇 介助者たちとの触れ合い描く あす川崎で /神奈川

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「海老満月」のリハーサル風景=茂木理さん提供
「海老満月」のリハーサル風景=茂木理さん提供

 進行性の難病を抱えながら自立した生活を送る女性をモデルにした音楽劇「海老満月」の公演が7日、川崎市中原区であり、オンラインでも配信される。障害があっても軽やかに人生を楽しむ女性とその介助者たちの触れ合いを描いている。企画したミュージカル俳優の茂木理(あや)さん(45)は、「コロナ禍で人と触れ合うことが難しくなった今だが、それでも人は人との触れ合いで人になると伝えたい」と話す。【国本愛】

 モデルになったのは、川崎市出身で東京都東大和市に住む海老原宏美さん(43)。1歳半で全身の筋力が徐々に低下する神経難病「脊髄(せきずい)性筋萎縮症(SMA)」と診断された。大学進学を機に自立を決め、24時間介助を受けながら1人暮らしをしている。現在は人工呼吸器と車椅子を利用しながら、障害のある人の自立生活を支援する団体の理事長を務める。

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