「明日がくることが怖いのです」 真面目な24歳刑事を追い詰めた激務

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渡辺崇寿さんの遺書のコピー。「刑事になれてよかった」とつづられていた=熊本市で2021年1月29日午前10時41分、樋口岳大撮影
渡辺崇寿さんの遺書のコピー。「刑事になれてよかった」とつづられていた=熊本市で2021年1月29日午前10時41分、樋口岳大撮影

 <死んで地獄にいくのも怖いですが、何もないところに行き消えてしまうのも怖いです。しかし、明日がくることがもっと怖いのです>

 念願の刑事になってわずか5カ月後。渡辺崇寿(たかとし)さん(当時24歳)が残した遺書には、乱れた字でこう記されていた。

 高校卒業後、父と同じ警察官になった渡辺さんは、熊本県警玉名署勤務になって4年後の2017年4月に刑事課配属となった。母美智代さん(60)がスマートフォンで「希望していた刑事になれて良かったね」とメッセージを送ると「頑張ります」と返信があった。渡辺さんは人の悪口を決して言わない、控えめで真面目な性格だった。

 担当したのは暴行や強制わいせつ事件などの強行犯捜査。5月には…

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