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任天堂の牙城は盤石か 「敵失」で業績底上げ 近づくスイッチの「寿命」

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ゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」=任天堂提供
ゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」=任天堂提供

 任天堂の勢いが止まらない。2月1日に2021年3月期の連結最終(当期)利益見通しを過去最高となる4000億円に上方修正した。新型コロナウイルスの感染拡大による巣ごもり需要の追い風を受け、ゲーム機「ニンテンドースイッチ」や人気ソフトが世界で記録的に売れている。ただ、ライバルの「敵失」によって底上げされた側面も大きい。任天堂の牙城は果たして盤石か。【杉山雄飛】

世界で累計7987万台売り上げ

 「スイッチの販売は年明け以降も非常に勢いがある。新しいソフトの提案を続け、ビジネスを活性化していく」

 任天堂の古川俊太郎社長は1日のオンライン記者会見で自信を見せた。17年3月に発売されたスイッチは20年4~12月に世界で2410万台売れ、9カ月間で18年度(1695万台)と19年度(2103万台)の年間販売台数を大きく上回った。発売からの累計販売台数は20年12月までで7987万台となり、1983年に発売した据え置き型ゲーム機「ファミリーコンピュータ」(6191万台)、2011年発売の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」(7594万台)を超えた。06年に発売し、同社の据え置き型ゲーム機で最多の「Wii(ウィー)」(1億163万台)に迫る勢いだ。ネットでは「好調が続けば1億台突破は確実」「スマホ(スマートフォン)ゲームを横目に任天堂の快進撃はすごい」などと驚きの声が上がる。

 Wiiや3DSの販売期間は7~10年程度。発売から4年足らずで8000万台近くに達したスイッチの人気は爆発的と言える。エース経済研究所の安田…

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