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近づくワクチン接種 痛みや副反応、仕事への支障は? 米在住医師に体験を聞いた

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米ワシントンの病院で新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける安川康介医師=2021年1月5日(本人提供)
米ワシントンの病院で新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける安川康介医師=2021年1月5日(本人提供)

 新型コロナウイルスのワクチン接種が、2月中旬から日本でも始まる見込みだ。日本で一般的なインフルエンザなどのワクチンとは開発手法や接種の仕方など異なる点が多く、不安に思う人もいるだろう。米ワシントンの病院に勤務し、一足早く昨年12月と今年1月に米製薬大手ファイザー製のワクチンを接種された安川康介医師(38)に、体験談を聞いた。【聞き手・小川祐希】

ワクチン接種を決めた理由は?

 ――ワクチンの接種を決めた理由を教えてください。

 昨年3月からほぼ毎日、新型コロナ患者を診てきて、自分が重症化してしまうのではないか、自分を介して同僚や家族、患者にうつしてしまわないかなどという、強い緊張感が常にありました。昨年12月に公表されたワクチンの臨床試験の結果から、とても効果が高いことが分かり、接種を受けたいと思いました。

 ――感染への不安は強かったのですか。

 感染が広がり始めた初期には、不安がありました。私より若い入院患者が、肺炎が広がってとてもつらそうにしているのを見てきました。何人もの同僚が、家族や親戚を失いました。ただ、毎日新型コロナ患者を診療しているうちに、どうしたら感染せずに診療できるかが分かってきたため、少しずつ不安な気持ちは薄れていきました。

 ――接種を受けたのはいつですか。

 2020年12月16日と、21年1月5日です。私の病院で医療従事者向けの接種が始まった初日に接種を受けました。

 ――日本では予防接種は皮下注射が一般的ですが、新型コロナのワクチンは筋肉注射をすることになっています。針による痛みはありましたか。

 私は左肩の三角筋とよばれる部分に接種されましたが、ほとんど痛くありませんでした。痛みを感じやすいのは、皮膚の表面です。そこを針でググッと刺激されることが痛みの原因のため、皮下注射の方が痛いと感じる人もいます。

肩の痛み、倦怠感、だるさも

 ――接種後の痛みはどうでしたか。

 私の場合は、1回目の接種日の夜から接種部位の痛みが強くなり始め、翌日は痛みで腕を肩から上の高さへ上げ…

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