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斎藤幸平の分岐点ニッポン

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斎藤幸平の分岐点ニッポン

資本主義の先へ 若者が起業 猟、解体 ジビエ業の現場 日本の食を正視する

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斎藤幸平さん(右奥)がリソーシャルのメンバー(右手前から山本海都さん、笠井大輝さん、江口和さん)の鹿猟に同行したこの日、檻の罠には1頭の雄鹿がかかっていた
斎藤幸平さん(右奥)がリソーシャルのメンバー(右手前から山本海都さん、笠井大輝さん、江口和さん)の鹿猟に同行したこの日、檻の罠には1頭の雄鹿がかかっていた

人間の都合で生まれた害獣/命と向き合い、いただく

 気鋭の経済思想家、斎藤幸平さん(34)が現場を歩き、新しい社会のあり方を探る連載。今回は事業を通して社会問題の解決を図る「ソーシャルビジネス」=*=がテーマ。畑を荒らされるなどの獣害に悩む京都の山あいの地で、ジビエ業の会社を起こした若者たちの挑戦を追った。日々、「命」と向き合う現場に立つ3人の思いとは。

 目の前には鹿の死体が山のように積まれ、異臭を放っていたという。「ショックでした。この状況を放っておけない。知った側の責任がある」。起業した理由をそう語るのは、獣害に悩む京都府笠置町で鹿の狩猟から解体、販売までを行う会社「RE―SOCIAL」(リソーシャル)の代表取締役、笠井大輝さん(23)。龍谷大在学中の2019年、ゼミ仲間3人で事業を起こした。

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