日本でも「生理の貧困」 必要なのに生理用品高くて買えない切実な声

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
「昼用」「夜用」などさまざまな種類の生理用品が店頭に並ぶ=東京都内で2021年2月5日午後4時4分、藤沢美由紀撮影
「昼用」「夜用」などさまざまな種類の生理用品が店頭に並ぶ=東京都内で2021年2月5日午後4時4分、藤沢美由紀撮影

 最近、生理の話を見聞きすることが増えた。生理を題材にした漫画「生理ちゃん」がヒットし、人気俳優の主演で2019年に映画化された。テレビの特集番組ではタレントが明るく生理を語る。一方で、生理用品が高くて買えない人がいるという。生理用品は、生理のある女性には絶対に必要なものだ。生理用品の経済的負担について取り組む団体に寄せられた、切実な声とは――。【藤沢美由紀/統合デジタル取材センター】

「生理用品の負担不平等」署名4万超

 まずは、基本的な話から始めたい。

 生理は女性の体で一般的に10~50代に毎月起き、約5日間血液などの「経血」が体外に排出される。生理期間中は下着につけて使う生理用ナプキンなどの生理用品が常時欠かせない。ナプキンであれば2~3時間おきに交換し、使い捨てるタイプが一般的だ。1個あたりは数十円だが、まとまった量を常時買い足す必要がある。

 今、そんな生理用品の経済負担を訴える声が大きくなっている。

 「生理用品は決してぜいたく品ではありません。多くの人が社会で安心して学び、働き、生活し、自己実現するのに必要不可欠なものです」

 オンライン署名サイト「チェンジ・ドット・オーグ」では「生理用品を軽減税率対象にしてください!」と訴えるキャンペーンが実施され、現在までに4万5000件を超える署名が集まっている。

「生理用品かパンか」苦しみ今も

 「1人暮らしでお金も無く、生理が来てしまった時に金銭的、体力的にも精神的にも苦しく困ったことがたくさんありました」

 「生理用品が無ければ経血を垂れ流すことになるので生活必需品です」

 署名とともに寄せられた声には切実さがにじむ。署名が始まったのは、生理用品も含め消費税率が10%に上がった直後の2019年12月。立ち上げたのは、…

この記事は有料記事です。

残り2141文字(全文2882文字)

あわせて読みたい

注目の特集