連載

影山貴彦のテレビ燦々

同志社女子大学メディア創造学科教授・影山貴彦さんがつづるテレビにまつわるコラムです。

連載一覧

影山貴彦のテレビ燦々

珠玉のホームドラマ「俺の家の話」 すべてに魅力的な人物造形

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
「俺の家の話」第5回(2月19日)の一場面。中央が観山寿一役の長瀬智也=TBS提供
「俺の家の話」第5回(2月19日)の一場面。中央が観山寿一役の長瀬智也=TBS提供

 <影山貴彦のテレビ燦々(さんさん)>

 クドカンこと宮藤官九郎の脚本、主演は長瀬智也と聞けば、絶対見逃すわけにはいくまい。1月22日にスタートした「俺の家の話」(MBS系)。まだ序盤だが、まさに今の時代を象徴する珠玉のホームドラマとなりそうだ。クドカンの描く家族愛の形は、笑いを伴いながら、とてつもなく深い。流し見するのは絶対もったいない質の高さを確信する。

 ドラマの大きなテーマは「介護」だ。おむつ替えや入浴補助などを初回からまっすぐ描写している。「能楽」の人間国宝・観山寿三郎(西田敏行)を父に持つ寿一(長瀬)は、幼い頃は神童と呼ばれるほど能の才能を期待されたが、父に反発し17歳で家を出る。やがてプロレスラーとして活躍し、プエルトリコチャンピオンにまでなった寿一だったが、経年やケガのため往年の力を失っていき、妻・ユカ(平岩紙)とも別れた。そんな中、病…

この記事は有料記事です。

残り390文字(全文769文字)

あわせて読みたい

注目の特集