「八の字堰」が土木学会デザイン賞 加藤清正築いた堰、19年に復元 熊本・球磨川

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上流から下流へと末広がりに「八」の字を球磨川に浮かび上がらせている「八の字堰」=八代河川国道事務所提供
上流から下流へと末広がりに「八」の字を球磨川に浮かび上がらせている「八の字堰」=八代河川国道事務所提供

 熊本県八代市の球磨川に2019年に復元された「八の字堰(ぜき)」が20年度の土木学会デザイン賞で優秀賞を受賞した。肥後藩主だった加藤清正が江戸時代に石積みで築いた堰を50年ぶりに再現したもので、堰の下流側にはアユの産卵場や餌場となる瀬が復活した。デザインと環境への配慮を両立した機能美が高く評価された。

 八の字堰は1603年、加藤清正が八の字形に石を並べて築いた遙拝堰(ようはいぜき)が起源。川の急流を和らげて洪水を防ぎ、流れを南北に分けることで田畑への利水もできたという。1968年にコンクリート製の可動堰に取って代わり、八の字は姿を消した。

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