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かつて総理大臣だった人の発言が女性蔑視にあたるのでは、と大きな問題になっている。食堂でランチを食べていたら、隣に座っていた男性たちが「女性については何を言っても怒られる」「女性のことはいっさい触れない方がいいよね」などと話していて、思わず「違いますよ」と言いたくなってしまった。
私たちは長年の習慣でつい「男というものは」「女というものは」とそれぞれの性別をひとくくりにして何かを語りがちだ。これには注意が必要だ。性別だけではない。私もよく「私は北海道の出身だから牛乳が好き」などと言ってしまう。しかし、よく考えてみると北海道にも牛乳が苦手な人はいるだろうし、東京にも牛乳が大好きな人はいる。極端な言い方かもしれないが、人間は「人それぞれ」なのだ。
それでもまだ「北海道出身だからこれが好物」と言うくらいなら、それほどの悪影響はない。あてはまらない人は「そうは言えない」と反論もしやすいし、言った方も「そうですね、ごめんなさい」とすぐに訂正できる。
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